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「兄弟姉妹の心理学~弟がいる姉はなぜ幸せになれないのか~」(WAVE出版)

¥1,650 税込

送料が別途¥180かかります。

こんな方にお勧め!
*きょうだい間に問題がある方。
*人間関係をもっとうまくやりたい方。
*幸せなパートナーシップを築きたい方。
*ライフワークを生きたい方。
*仕事でリーダーを務めている方。
*パートナーのことをよく知りたい方。
*子育て中のパパ・ママ
*カウンセラー、コーチ、コンサルの方。

きょうだいってあらゆる人間関係に影響を与える関係性なのですが、よほどのことがない限り「兄との関係が原因だ」とは思わないんじゃないかと思うんです。

でも、きょうだいというのは「親の愛を奪い合う関係」であり、時に「永遠のライバル」と化す存在です。

弟妹は母親の愛を奪った相手ですし、兄姉はいつも親から一番に目をかけてもらえる存在ですから、何かと目の上のタンコブになりやすいのです。

また、中間子はどこに行っても浮いてしまうし、一人っ子はなかなか人とのつながりを感じられなくなります。

末っ子は周りから可愛がられるけどいつまで経っても自信が持てません。

第一子は弟妹が増えれば増えるほど親代わりをするので色々と背負い込みやすくなります。

そうすると「ああ、あなたがなかなか結婚できないのは、お姉ちゃんとの確執が尾を引いているようですね」とか「いつも犠牲的になって我慢ばかりしてしまうのは弟の存在が大きいですね」なんてことが見えてくるのです。

もし、今のあなたが人間関係に問題を感じているのならば、きょうだいとの関係に目を向けて見るのもいいかもしれません。

また、チームを預かるリーダーの方にとってはチームビルディングに、そして、きょうだいを育てていらっしゃる親御さんには子どもたちの心理を知るために役立つ一冊です。

きょうだいの心理が及ぼす様々な影響とは?
カウンセリングをしている中で、「この状態って両親との関係だけじゃ説明が付かないなあ」というケースも多々ありまして、よくよく話を伺っていくと「姉との確執」「妹への嫉妬」「母を弟に奪われた痛み」「いつも兄ばかり可愛がられる問題」などが見えてくることが多いことに気付いてきました。

そこから様々な事例を積み上げて「きょうだいとの関係が人生に及ぼす影響」についてまとめたのが本書です。

あらゆる問題につながる関係性で、みなさまも当てはまることが少なからずあるんじゃないかと思います。(ひとりっ子の方も含め)

【人間関係】
・なかなか心を許せる友人ができない。
・誰に対しても壁を作って接してしまう。
・人との距離感がうまく取れない。
・いつも浮いてしまい、孤立感がある。居場所がない。
・自分から誘わないと、誰も自分を誘ってくれない。
・自分は大人になり切れてないと思う。
・自己肯定感が低く、自分に自信が持てない。
・上から目線で人と接してしまう(マウントをとってしまう)。
・周りからはしっかり者に見られるが自分ではそうは思わない。
・自分が何者かよく分からなくなる。

【パートナーシップ】
・なかなかパートナーができない。
・誰かに奪われるんじゃないかという怖れがある。
・パートナーと何かと張り合ってしまう。
・相手の愛情が素直に受け取れない。
・異性のことがよく分からない。
・異性に対して幻滅している。
・好きになっても異性扱いされない。
・いつも自分が面倒を見る恋ばかりをしてしまう。
・レスになったり、相手を異性として見れなくなることが多い。
・恋をするといつも我慢ばかりしてしまう。

【ビジネス・仕事】
・リーダーシップを取ることに抵抗がある。
・チームプレイが苦手だ。
・いつもリーダーと揉めてしまう。
・可愛がられるが信頼してもらえない。
・前に立つのが苦手でいつも引いてしまう。
・自分を主張すると周りから反発されることが多い。
・仕事を抱え込んでしまう癖がある。
・人に相談したり、頼ったりするのが苦手だ。
・自分がしたいこと、やりたいことが分からない。
・良かれと思っていつも犠牲ばかりしてしまう。

それぞれのジャンルで10個ずつ挙げましたけど、これらの問題の原因が「きょうだいとの関係にある」なんて聞いてもピンと来ないかもしれません。
しかし、よくよく見てみていくと、人間関係のそこかしこにわだかまりのあるきょうだいの姿が見えてくることも少なくないのです。


きょうだいの心理の基本
きょうだいの心理を読み解く上でとても大切な基本をご紹介します。

ただ、これらはあくまで一般論でして「きょうだいの男女構成」「他のきょうだいとの年齢差」「親との関係」が大きく影響してくることは言うまでもありませんので、その点、ご承知ください。

【第一子】
・親にとっては最初の子どもゆえ、慎重かつ緊張感を持って育てられる。
・親から過度な期待をかけられることも多い。
・第二子が生まれるまでは親の愛を独占する。それゆえ写真や動画は一番多くなる。
・何をするのも一番手なのでその分優遇されることが多い。
・そうした親の緊張感や期待がゆえに怖れや不安の強い神経質に育つことも多い。
・第二子が生まれると親の愛がすべて奪われたようなハートブレイクを体験する。
・そこから「しっかり者」になる一方で、「我慢・犠牲」が当たり前になる。
・何かとリーダーのポジションに縁がある。

【ひとりっ子】
・親からの愛を独り占めできる。
・大人に囲まれて育つので人の気持ちを考えられず、わがままになりやすい。
・きょうだいに揉まれてないので横の関係が築きにくく、浮いてしまったり、孤独になりやすい。
・親を一人で背負うことにストレスを覚える。
・何かと一人で行動しやすく、協調性に乏しい。
・親に愛された分だけ自立が遅くなることも多い。
・両親を「兄・姉」に見立てると3人きょうだいの末っ子になり、末っ子のパターンも持ちやすい。

【第二子】
・生まれながらに兄姉という強力なライバルがおり、競争心や根性が鍛えられる。
・服やおもちゃがおさがり、一人で映っている写真が少なかったりしていつも自分は大事にされてない感がある。
・姉兄が親との関係で葛藤しているのを見ているので、要領がたいへん良く、器用さを持つようになる。
・兄姉から嫉妬の対象とされイジメられることも少なくない。
・兄姉が親に取り込まれている分だけ自由度が増すので、しがらみのない生き方がしやすい。
・しかし、兄姉が逃亡してしまった場合には、親に完全に取り込まれてしまうこともある。
・第三子が生まれると「中間子」となり、家族の中で浮いたポジションとなる。

【第三子】
・親からすると若干「孫」が入ってくるのでかなり可愛がられることが多い。
・その分、いつまでも子ども扱いされ、大人になり切れない問題をはらむし、自信も持ちにくい。
・そのためチャーマーとしての存在感が抜群になる。
・とても根性を鍛えられるので、精神的には強くなりやすい。
・上の二人を見ながら育つので要領が良くなる。

【中間子】
・家族の中でも浮いてしまう「傍観者」になりやすい。
・それが社会の中でも「居場所のなさ」として出てくることが多い。
・「自分は愛されない」という思い込みを持ちやすい。
・きょうだいの構成や立場によっては「調整役」をこなすことになる。
・個性的かつ冷静な視点を持つ。
・自立心が旺盛なので、あまり実家に寄り付かなくなる。

【末っ子】
・チャーマーとして愛される一方で、いつまでも子ども扱いされるので自分に自信が持ちにくい。
・恋愛面では異性として見られにくくなる問題を持ちやすい。
・責任ある立場が苦手になる。
・後輩や年下との関係がうまく築けないことがある。
・上にライバルが2人以上いるので、精神的にはだいぶ鍛えられる。
・グループに馴染むのは得意になる。

代表的な特徴をいくつかご紹介しました。当てはまるところはあるでしょうか?

ただ、この本を書いていて気づいたのですが、最近の親子関係は昔と違って厳密なものではなく、仲良しな家族が増えている分だけ、「両親を兄姉に見立てる」という前提が入ることが少なくないようです。

例えば、2人姉妹の場合、母と娘たちが仲良いと、まるで3姉妹のような関係性となり、そうすると長女でありながら中間子的なマインドを持つこともあります。
そのため、「自分は長女なんだけど、本を読んでいると次女みたいな傾向が強い」という風になると思います。

さらに「上のきょうだいと年齢が10個ほど離れてる」場合は、第二子でありながらも、一人っ子のようなマインドを持ちますし、いわゆる「末っ子長男」は親や周りの人たちからすごく可愛がられる傾向にあるものです。

こうした幼少期の兄弟姉妹関係で培われたマインドは「恋愛」でも「仕事」でも影響を与えるものです。

いつも何かと張り合ってしまう「長男vs長女」のカップル。
「兄」のことを何かと気にかけてきたので、なぜか恋愛に熱が入らなくなる「妹」。
いつもチームの中で浮いてしまう「中間子」。
後輩の指導係になることを怖れる「末っ子」。

きょうだいの心理がすべてを表すわけではなく、親子関係や思春期の人間関係も大きく影響を及ぼすのですが、これら2つに比べると見落とされがちな心理ですので、この本をきっかけに自分を理解し、また、仕事やパートナーシップで活かしていただけたらと思っています。

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