根本裕幸の著作を根本自身がサインして皆様のお手元にお届けする「サイン本屋さん」です。
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ただ、根本が仕事の合間に1冊1冊手作業でサインと発送手続きをすることになりますので、
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「戦闘力上がりすぎてひとりで頑張っているあなたへ 1日5分、スキマ時間にととのう本」(ハーパーコリンズ社)
¥1,650
「たちあがるな 武闘派女子」という帯の一文にあるように、主要読者層である女性たちがより楽に、自分らしく、面白おかしく人生を生きていくために根本が伝えてきた心理学的考え方を一冊にまとめた本です。 目次を見ればきっと自分に当てはまる項目がいくつも見つかるはず。 側においていただいて常に参照しながら活かしていただきたい一冊です。 <もくじ> P a r t 1 1日5分、心をほぐす ● 「寝起きがしんどい」は黄信号_16 ● 習慣化は朝にする_18 ● 今日、どんな夢を見た?_20 ● 今日は自分を甘やかしてみる_22 ● 自分のことを一番わかっていないのは自分かも_24 ● 自分リサーチからの自分対策_26 ● 自己肯定感はスタート地点_28 ● 自分は自分、他人(ひと)は他人_30 ● 「自分軸」は自己中じゃない_32 ● 「いい人」には「図太さ」が必要?_34 ● 短所は長所の裏返し_36 ● 「自分らしさ」トレーニング_38 ● 苦手な人は自分の心の中にいる(投影の法則①)_40 ● 初めて会ったような気がしない人(投影の法則②)_42 ● じつはそれ、「思い込み」かも_44 ● 「思い込み」チェックリスト_46 ● 「思い込み」は気づくだけで70%は解決する_48 ● 「またやってしまった」を許してあげる_50 ● 会社に行くのがつらいとき、憂鬱なとき_52 ● 比較・競争・嫉妬のトラップ_54 ● マウントを取る心理、取られる心理_56 ● 人間関係の基礎_58 ● 親の影響は想像以上に大きい_60 ● 自信=経験×自己肯定感_62 ● 問題解決のカギは「感情」_64 ● 考えすぎる人の頭の中_66 ● モチベーションは「欲(ニーズ)」から_68 ● 心理学的男性性_70 ● 心理学的女性性_72 ● 自信をつけるためのシンプルな習慣_74 ● 「今」を楽しむ 「今」を生きる_76 P a r t 2 1日5分、心をゆるめる ● 苦手な人は何を意味するのか?①_80 ● 苦手な人は何を意味するのか?②_ 82 ● 苦手な人との付き合い方_84 ● 他者があなたを攻撃する一番の理由_ 86 ● スルー技術の身につけ方_ 88 ● 「人に心を開く」とは?_90 ● 感情はウンコと同じである_92 ● 「しなければならない」ことは「したくない」こと_ 94 ● 禁止されるとしたくなる法則_ 96 ● 「無害者」になる_ 98 ● 怒りは感情の蓋_100 ● 怒りを抑圧すると抑うつ状態になる_ 102 ● 怒りはさまざまな形で表現される_ 104 ● 承認欲求は満たされない_ 106 ● そもそも、欲求は満たされない_ 108 ● 「与える」ことは難しい_110 ● 「受け取る」ことも難しい_ 112 ● 「与える」と「受け取る」を循環させる_ 114 ● 期待は裏切られるもの_ 116 ● 「期待」と「信頼」の違い_118 ● 完璧主義と理想主義は自己肯定感の敵になる_120 ● ハードワーカー、ブランド信仰、恋愛依存症の共通点_ 122 ● アンダーグラウンドが必要になる理由_ 124 ● 燃え尽き症候群になる理由_126 ● 現代のリーダーシップとは?_128 ● 人間関係を読み解く「家族の5つの役割」_ 130 ● 人間関係のバランスの法則_134 ● 信頼を得るには、どう話すかより、どう聴くか_ 136 ● 「正しさ」と「幸せ」は反比例する_138 ● そうしなければならなかった理由に目を向ける_ 140 P a r t 3 1日5分、心をととのえる ● 自己肯定感をあげるための習慣_ 144 ● 〝正しい〞ひとり反省会をしよう_ 146 ● 自分と対話する時間をもつ_148 ● SNSは自分軸を確立するチャンス_ 150 ● 寂しさや孤独感が教えてくれること_ 152 ● 自分を否定しても問題は解決しない_ 154 ● 親密感への怖れ_156 ● 心のドーナツ化現象_158 ● 大丈夫なふり、していませんか?_ 160 ● 執着を手放して身軽になる_162 ● 「自由」は「選択」がもたらしてくれるもの_ 164 ● モノも感情も人も思い切って捨ててみる_ 166 ● いやな気持ちをお風呂で洗い流す_168 ● 良質な睡眠を作り出すための「感謝」_ 170 ● 良質な睡眠を作り出すために「自分を褒める」_ 172 ● 自分の感情に責任を持つ_174 ● ヴィジョンは指し示されるもの_176 ● 夢を実現するにはまず「意識」から_178 ● あなたの邪魔をするドリームキラーは身近にいる_ 180 ● コミットメント=選択し続けること_ 182 ● サレンダー〜人事を尽くして天命を待つ〜_184 ● 恵まれていることに罪悪感を持たなくていい_ 186 ● 問題の陰に才能あり_188 ● 「癒し」とは「忘却」である_190 ● 「今の自分が最高だ!」と思えるようになること_ 192 ● すべての問題は自作自演_194 ● 乗り越えられない問題はやってこない_ 196 ● 失敗をどう捉えるか?_198 ● 自分を幸せにできるのは自分だけ_ 200
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まんがでわかる 敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法(あさ出版)
¥1,430
ベストセラーになっている「自己肯定感本」がまんがになりました! 7日間のワークを通じて「自分らしい幸せな生き方」を見つけていきます! 1日目:今の自分に意識を向ける 2日目:過去を見つめなおす 3日目:過去の家族関係を見つめなおす 4日目:自己肯定感を高める 5日目:自分のペースで人間関係を築く 6日目:敏感であることを強みにする 7日目:自分が本当にしたいことを実現する 主人公の小松さん(26)と一緒に成長しながら自己肯定感をあげていくポイントを押さえていきます!
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「兄弟姉妹の心理学~弟がいる姉はなぜ幸せになれないのか~」(WAVE出版)
¥1,650
こんな方にお勧め! *きょうだい間に問題がある方。 *人間関係をもっとうまくやりたい方。 *幸せなパートナーシップを築きたい方。 *ライフワークを生きたい方。 *仕事でリーダーを務めている方。 *パートナーのことをよく知りたい方。 *子育て中のパパ・ママ *カウンセラー、コーチ、コンサルの方。 きょうだいってあらゆる人間関係に影響を与える関係性なのですが、よほどのことがない限り「兄との関係が原因だ」とは思わないんじゃないかと思うんです。 でも、きょうだいというのは「親の愛を奪い合う関係」であり、時に「永遠のライバル」と化す存在です。 弟妹は母親の愛を奪った相手ですし、兄姉はいつも親から一番に目をかけてもらえる存在ですから、何かと目の上のタンコブになりやすいのです。 また、中間子はどこに行っても浮いてしまうし、一人っ子はなかなか人とのつながりを感じられなくなります。 末っ子は周りから可愛がられるけどいつまで経っても自信が持てません。 第一子は弟妹が増えれば増えるほど親代わりをするので色々と背負い込みやすくなります。 そうすると「ああ、あなたがなかなか結婚できないのは、お姉ちゃんとの確執が尾を引いているようですね」とか「いつも犠牲的になって我慢ばかりしてしまうのは弟の存在が大きいですね」なんてことが見えてくるのです。 もし、今のあなたが人間関係に問題を感じているのならば、きょうだいとの関係に目を向けて見るのもいいかもしれません。 また、チームを預かるリーダーの方にとってはチームビルディングに、そして、きょうだいを育てていらっしゃる親御さんには子どもたちの心理を知るために役立つ一冊です。 きょうだいの心理が及ぼす様々な影響とは? カウンセリングをしている中で、「この状態って両親との関係だけじゃ説明が付かないなあ」というケースも多々ありまして、よくよく話を伺っていくと「姉との確執」「妹への嫉妬」「母を弟に奪われた痛み」「いつも兄ばかり可愛がられる問題」などが見えてくることが多いことに気付いてきました。 そこから様々な事例を積み上げて「きょうだいとの関係が人生に及ぼす影響」についてまとめたのが本書です。 あらゆる問題につながる関係性で、みなさまも当てはまることが少なからずあるんじゃないかと思います。(ひとりっ子の方も含め) 【人間関係】 ・なかなか心を許せる友人ができない。 ・誰に対しても壁を作って接してしまう。 ・人との距離感がうまく取れない。 ・いつも浮いてしまい、孤立感がある。居場所がない。 ・自分から誘わないと、誰も自分を誘ってくれない。 ・自分は大人になり切れてないと思う。 ・自己肯定感が低く、自分に自信が持てない。 ・上から目線で人と接してしまう(マウントをとってしまう)。 ・周りからはしっかり者に見られるが自分ではそうは思わない。 ・自分が何者かよく分からなくなる。 【パートナーシップ】 ・なかなかパートナーができない。 ・誰かに奪われるんじゃないかという怖れがある。 ・パートナーと何かと張り合ってしまう。 ・相手の愛情が素直に受け取れない。 ・異性のことがよく分からない。 ・異性に対して幻滅している。 ・好きになっても異性扱いされない。 ・いつも自分が面倒を見る恋ばかりをしてしまう。 ・レスになったり、相手を異性として見れなくなることが多い。 ・恋をするといつも我慢ばかりしてしまう。 【ビジネス・仕事】 ・リーダーシップを取ることに抵抗がある。 ・チームプレイが苦手だ。 ・いつもリーダーと揉めてしまう。 ・可愛がられるが信頼してもらえない。 ・前に立つのが苦手でいつも引いてしまう。 ・自分を主張すると周りから反発されることが多い。 ・仕事を抱え込んでしまう癖がある。 ・人に相談したり、頼ったりするのが苦手だ。 ・自分がしたいこと、やりたいことが分からない。 ・良かれと思っていつも犠牲ばかりしてしまう。 それぞれのジャンルで10個ずつ挙げましたけど、これらの問題の原因が「きょうだいとの関係にある」なんて聞いてもピンと来ないかもしれません。 しかし、よくよく見てみていくと、人間関係のそこかしこにわだかまりのあるきょうだいの姿が見えてくることも少なくないのです。 きょうだいの心理の基本 きょうだいの心理を読み解く上でとても大切な基本をご紹介します。 ただ、これらはあくまで一般論でして「きょうだいの男女構成」「他のきょうだいとの年齢差」「親との関係」が大きく影響してくることは言うまでもありませんので、その点、ご承知ください。 【第一子】 ・親にとっては最初の子どもゆえ、慎重かつ緊張感を持って育てられる。 ・親から過度な期待をかけられることも多い。 ・第二子が生まれるまでは親の愛を独占する。それゆえ写真や動画は一番多くなる。 ・何をするのも一番手なのでその分優遇されることが多い。 ・そうした親の緊張感や期待がゆえに怖れや不安の強い神経質に育つことも多い。 ・第二子が生まれると親の愛がすべて奪われたようなハートブレイクを体験する。 ・そこから「しっかり者」になる一方で、「我慢・犠牲」が当たり前になる。 ・何かとリーダーのポジションに縁がある。 【ひとりっ子】 ・親からの愛を独り占めできる。 ・大人に囲まれて育つので人の気持ちを考えられず、わがままになりやすい。 ・きょうだいに揉まれてないので横の関係が築きにくく、浮いてしまったり、孤独になりやすい。 ・親を一人で背負うことにストレスを覚える。 ・何かと一人で行動しやすく、協調性に乏しい。 ・親に愛された分だけ自立が遅くなることも多い。 ・両親を「兄・姉」に見立てると3人きょうだいの末っ子になり、末っ子のパターンも持ちやすい。 【第二子】 ・生まれながらに兄姉という強力なライバルがおり、競争心や根性が鍛えられる。 ・服やおもちゃがおさがり、一人で映っている写真が少なかったりしていつも自分は大事にされてない感がある。 ・姉兄が親との関係で葛藤しているのを見ているので、要領がたいへん良く、器用さを持つようになる。 ・兄姉から嫉妬の対象とされイジメられることも少なくない。 ・兄姉が親に取り込まれている分だけ自由度が増すので、しがらみのない生き方がしやすい。 ・しかし、兄姉が逃亡してしまった場合には、親に完全に取り込まれてしまうこともある。 ・第三子が生まれると「中間子」となり、家族の中で浮いたポジションとなる。 【第三子】 ・親からすると若干「孫」が入ってくるのでかなり可愛がられることが多い。 ・その分、いつまでも子ども扱いされ、大人になり切れない問題をはらむし、自信も持ちにくい。 ・そのためチャーマーとしての存在感が抜群になる。 ・とても根性を鍛えられるので、精神的には強くなりやすい。 ・上の二人を見ながら育つので要領が良くなる。 【中間子】 ・家族の中でも浮いてしまう「傍観者」になりやすい。 ・それが社会の中でも「居場所のなさ」として出てくることが多い。 ・「自分は愛されない」という思い込みを持ちやすい。 ・きょうだいの構成や立場によっては「調整役」をこなすことになる。 ・個性的かつ冷静な視点を持つ。 ・自立心が旺盛なので、あまり実家に寄り付かなくなる。 【末っ子】 ・チャーマーとして愛される一方で、いつまでも子ども扱いされるので自分に自信が持ちにくい。 ・恋愛面では異性として見られにくくなる問題を持ちやすい。 ・責任ある立場が苦手になる。 ・後輩や年下との関係がうまく築けないことがある。 ・上にライバルが2人以上いるので、精神的にはだいぶ鍛えられる。 ・グループに馴染むのは得意になる。 代表的な特徴をいくつかご紹介しました。当てはまるところはあるでしょうか? ただ、この本を書いていて気づいたのですが、最近の親子関係は昔と違って厳密なものではなく、仲良しな家族が増えている分だけ、「両親を兄姉に見立てる」という前提が入ることが少なくないようです。 例えば、2人姉妹の場合、母と娘たちが仲良いと、まるで3姉妹のような関係性となり、そうすると長女でありながら中間子的なマインドを持つこともあります。 そのため、「自分は長女なんだけど、本を読んでいると次女みたいな傾向が強い」という風になると思います。 さらに「上のきょうだいと年齢が10個ほど離れてる」場合は、第二子でありながらも、一人っ子のようなマインドを持ちますし、いわゆる「末っ子長男」は親や周りの人たちからすごく可愛がられる傾向にあるものです。 こうした幼少期の兄弟姉妹関係で培われたマインドは「恋愛」でも「仕事」でも影響を与えるものです。 いつも何かと張り合ってしまう「長男vs長女」のカップル。 「兄」のことを何かと気にかけてきたので、なぜか恋愛に熱が入らなくなる「妹」。 いつもチームの中で浮いてしまう「中間子」。 後輩の指導係になることを怖れる「末っ子」。 きょうだいの心理がすべてを表すわけではなく、親子関係や思春期の人間関係も大きく影響を及ぼすのですが、これら2つに比べると見落とされがちな心理ですので、この本をきっかけに自分を理解し、また、仕事やパートナーシップで活かしていただけたらと思っています。
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『忙しすぎて辞める人。暇すぎて病める人。』(主婦の友社)
¥1,540
こんな人に読んでほしい! 「暇が人をメンヘラにする」 この帯に書かれた言葉を皆さんはどう感じるでしょうか? そもそもこの本の企画は「コロナ禍で在宅勤務等になって出勤時間がなくなり、かつ、飲み会も開かれなくなったことで大量の時間が生まれたのだけど、果たしてみんな幸せになったのか?」という疑問から生まれました。 やりたいけど時間がなくてできない!と思っていたことができるようになり、その浮いた時間をスキルアップに費やしたり、好きなことをして楽しむ時間に充てたり、趣味を充実させたりして、幸福度は上がるはず・・・だけど、実際はそうなってないんじゃない? むしろ、何をするともなくだらだら過ごしたり、スマホやネットをぼーっと見ていたり、気が付けば時間が過ぎている・・・そんなせっかくできた「暇」な時間を浪費しちゃっている人も多いんじゃないか?と思ったのです。 実際、カウンセリングなどでお会いする方の中には「コロナ鬱」とまでは行かないまでも将来への不安なども重なって気分が落ちやすくなっている方もいれば、「今の会社の方針に絶望している。だからって転職先があるわけでもないし」と悩まれる方もいれば、「慣れない在宅勤務のストレスなどからお酒や甘いものの量が増えちゃって」という方もいました。 「あなたは突如空いた暇な時間を(自分にとって)有意義に使うことができますか?」 そもそも私のクライアントさんは自立的頑張り屋さんが多く、それがゆえにちょっと心を痛めちゃった方にもよく出会います。 多忙な日々に疲れて体調を崩し、仕事をお休みしている方もいれば、思い切って退職された方も多いです。 そういう方々はある日突然「暇」になります。 しかし、忙しい毎日から解放されて自由な時間(=暇な時間)を大量に手に入れられたのに「どう過ごしていいのか分からない」「何をすればよいのか分からない」とご相談にいらっしゃるんですね。 頭ではあれをした方がいい、これがしたい、と思うのだけどなかなか心が付いていけないわけです。 もちろん、心が疲れてしまってるときはそこからの回復が一番ですね。 しかし、ある程度心の疲れが取れてきた後もまた、自分が何をしていいのか分からず、”暇を持て余す”という状態になってしまうのです。 その間、頭の中ではぐるぐるといろんなことを考え続けます。 そして、そういうときに考えることはたいていネガティブな方向に向かい、うだうだと考えても意味のないことを考えるようになるんです。 そうして悩み癖が付いてしまったり、いつもネガティブなことばかりを考えるようになったり、「どうせ」「だって」と言い訳ばかりを繰り返すようにもなります。 「暇が人をメンヘラにする」のです。 そもそもこんな見方もあります。悩む暇もないほど忙しいって表現があるならば、 「あれこれ悩めるのは暇だから」 と言えるんじゃないでしょうか。 やっぱり「暇が人をメンヘラにする」のです。 そもそも日本人は余暇の過ごし方が下手だと昔から言われてきました。 それは勤勉さの表れとも言えますが、心の中に「仕事は善、遊びは悪」のような思い込みがあるのかもしれません。 だから、「暇」な時間が与えられたとき、自分がどうしていいのか分からなくなってしまうわけです。 じゃあ、どうしたらいいのか?を考えました。 「やりたいことがある人は暇な時間があれば、そのやりたいことに意識を向けられるからメンヘラにはならない」 「好きなモノがはっきりしている人は、暇になればすぐにその好きなモノに意識を向けるからメンヘラになることはない」 「日々を楽しんでいる人は、突如生まれた暇な時間も自然と何かを楽しもうとするのでメンヘラになることはない」 じゃあ、なんでやりたいことが見つからず、好きなモノがあいまいで、日々を楽しむことができないのだろう? もしかして、自己喪失して生きてきたり、誰かの期待に応えてきたり、自分じゃない誰かの人生を生きてきたり、やりたいことよりやるべきことばかりをしてきたり、つまりは心とのつながりが切れちゃってたりするんじゃないだろうか? じゃあ、まず自分を取り戻そう。自分軸を意識して過ごすことから始めてみたらどうだろうか? ということは、本当に自分がしたいこととつながることができれば暇を持て余すどころか、むしろ積極的に暇を作ろうとするんじゃないだろか? ・・・ってことは、ライフワークを見つけることが暇な時間も有意義に使うことができる道なのだろう!!! すなわち、この本は私、根本が初めて書き下ろした「時間管理術」の本であり、最新の「ライフワーク本」なのです。 なので、時間をうまく使えるようになりたい方、もっと有意義に暇な時間を過ごせるようになりたい方にぜひおすすめしたい1冊です。
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『「頑張る」をやめてみる』(リベラル文庫)
¥748
2018年に発売した「ついつい抱え込んでしまう人がもう無理! と思ったら読む本」(リベラル社)が文庫になりました。 もちろん、今の時代に合わせて内容は加筆・修正させていただいております。 ・何かと抱え込んでしまう。 ・断りたいけどイヤと言えない。 ・助けを求めるのが苦手 ・他人の一言に敏感になってしまう ・何でも自分のせいにしてしまう ・完璧主義 ・しっかり者と見られるので弱音を言えない ・オーバーワークになりやすい ・周りの人の面倒を見てしまう ・頑張りすぎてしまう ・他人に任せるくらいなら自分でやったほうが早い そんな思いを抱いている方の心をほぐして生きやすくするための「読むセラピー本」です。
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「つい他人と比べてしまうあなたが嫉妬心とうまく付き合う本」(学研プラス)
¥1,540
今回のテーマは「嫉妬」です。 みなさん、嫉妬は好きですか?嫌いですか?ものすごく嫌いですか? 誰もが持っているけど、誰もが認めたくない嫉妬心。 すっごく嫌な気分がして、惨めになって、自己嫌悪して、できれば見たくないこのやっかいな嫉妬を120%克服するための知識・方法をギュッと集めました。 こんな皆様にお勧めです。 「あたしは嫉妬深い。」 「いつも何かに嫉妬してしまう自分がすごく嫌だ」 「嫉妬心を抑えられないのがつらい。苦しい」 「なぜあたしは、他人の幸せを素直に喜べないのだろう?」 「嫉妬してしまう自分は、すごく見栄っ張りで嫌な人間なんじゃねぇか?」 「嫉妬深いせいで相手を束縛してしまい、いつも恋愛がうまくいかない!」 「いつも何かと嫉妬してしまって素直になれず後悔ばかりしてる」 「たぶんあたしは情熱の女(男)だと思う!」 「人から嫉妬されることが多くて、イヤな気持ちになることがよくある」 「自分はふつうにしてるだけなのに、なんで嫉妬されなきゃいけないの?」 「嫉妬されるのが怖くてなかなか好きなように振る舞えない。」 「人から突然嫌われたり、攻撃されたりすることが多い。」 「自分はたぶんセクシャリティが強い方だと思う。」 そう、この本は嫉妬する側もされる側もどちらの方にも役立つ構成となってます。 嫉妬がネガティブに思えてしまうのは、嫉妬してる自分がすごく惨めで嫌いだからだし、素直になれない自分が嫌だし、無価値感を感じちゃうから、、、等々。 嫉妬って実はそんなネガティブな感情でもないんですよ。 嫉妬って自分が情熱的でエネルギッシュだって証拠なんですよ。 嫉妬って自分の魅力や可能性を教えてくれるんですよ。 嫉妬って本来の自分の姿に気付かせてくれるセンサーみたいなもんなんですよ。 そんな嫉妬の心理を深く掘り下げ、「嫉妬って別に悪いもんでもないよね」と思っていただけることがまずは最初のゴールです。 そこから自分の長所や魅力や価値や可能性をたくさん導いたり、自分らしく情熱的に生きる方法を紹介したりしていきます。 「嫉妬」が教えてくれる自分の魅力や可能性っていっぱいあるんです。 だから、嫉妬してることに気付いたら、それは自分の魅力や可能性にも気付くチャンスなのです。 そうして、嫉妬とうまく付き合えるようになると友達が幸せになったときに心から「おめでとう!ほんと良かったー!」とか「「うらやましいぜ!!」とか言えるようになります。 また、嫉妬されることがあっても動じることなく、相手が見てくれる価値を受け取ってさらに自分に自信を付けることができます。 そんな内容が通常より多い240ページにびっちり書き込まれてます!
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「いい人すぎていつも損してる自分の守り方」(青春出版社)
¥1,540
□ 一生懸命頑張ってるのになんか報われない! □ 良かれと思ってやってあげたのに感謝してくれない! □ あなたのためにやったのに全然気付いてくれない! □ いつも相談に乗ってあげてるのに、私が相談したらスルーするってなんで? □ なんでいつも私に頼ってくるの! □ 私の気持ちなんて全然考えてもらえない! □ なんか私のこと都合よく扱ってない!? □ あれこれ配慮してあげたのになんで無下にするの? □ 女って損!長女って損! 総じて「なんかいつも私ばっかり損してる!」という思い、ありませんか? 私は最近よく「長所って時に短所になって自分を傷つけちゃうことがあるよなあ」としみじみ感じます。 私のカウンセリングは今抱えている問題の裏側にどんな価値・才能・魅力があるのかを見つけていくスタンスなんですけど、それ故に「自分の長所が問題を作ってるんだよねー」という悲しくも切ない事実を目にすることになるのです。 ちなみに上記の思いに当てはまる皆さん、下にそこから見える価値を列挙しますのでいくつくらい自分に当てはまるのかをチェックしてもらえませんか? □ 人の気持ちが分かるから、相手に配慮した行動がさりげなくできる。 □ 謙虚であまり自己主張をせず、和を大切にする。 □ 優しくて、思いやりがあり、周りに気を使わせない行動ができる。 □ 場の空気を読んで動くことができる器用さがある。 □ 頭が良かったり、仕事ができたり、とても優秀なのでみんなから信頼されている。 □ 器が大きいので、他の人が嫌がることも喜んで引き受けられる。 □ しっかりしていてマジメな人なので人望がある。 □ 与えることが大好きなので、人を喜ばせたい気持ちが強い。 □ 争いを好まない平和で穏やかな資質がある。 この本はこのチェックを全部埋められなかった方のために書き下ろしました。 ★そんな長所が短所になって「自分ばかり損してる!」と思わせる理由。 <その1|過剰サービスをしてしまう。> 例えば、人の気持ちが分かるので相手に配慮した行動ができる、という長所をあなたは持っているわけですね。(認めなさい!笑) でも、私たちは自分の価値をなかなか自分では気づけません。 そういう行動ができることがあなたにとってはふつうであり、自然であり、当たり前だからです。 ところがそういう長所があることをあなたは気づいていない/受け取っていないので、元々人の気持ちに配慮して行動できる人が、さらに人の気持ちに配慮して行動しようとしてしまうことになるのです。 つまり、過剰サービスになってしまうんです。 だから、10やれば十分なところを20、30とやろうとしてしまい、疲れたり、損してる!という気分になったりするのです。 ついつい良かれと思って頑張りすぎてしまうところ、ないでしょうか? <その2|はじめは与えていたことが後々犠牲に変わってしまう。> 本文にも出てきますが、みんなで家に集まってお茶などをするとき、最初の頃のあなたはおもてなしが好き(=長所)なので、「うん、うちに来ていいよ!」と喜んでみんなを歓迎します。 ところが一度、あなたの家がお茶会の会場に指定されると何となく次からもあなたの家に集まる流れが生まれやすくなります。 たまに家に人を招いておもてなしするのはいいけれど、毎度毎度自分がやるのってちょっと疲れると思いません? しかも、始めの頃は「ありがとう!助かった!うわー、素敵なお部屋!」とか「洗い物は私がするよ!みんなとしゃべってて」みたいな言葉が飛び交うものの、だんだん慣れてくるとそれが当然になるので、「なんであたしの家ばかりに集まるのよ。掃除も大変だし、片づけだって面倒なんだから!」と不満を抱えるようになります。 つまり、はじめのうちは「与える」(=喜び)だったものが、なぜかだんだん「犠牲」(我慢)に変わってしまうんです。 <その3|エネルギーが強いから周りの人があなたに甘えてしまう。> 私のクライアントさんにも「あたしはいつも人の相談に乗ってるのに、いざ自分が相談しようとするとみんなスルーする」とか「何かと頼って来るのに、私が困ってるときには何もしてくれない!」などの不満を漏らされる方がいらっしゃるんですけど、その話を聴くと私はいつも、 「まあ、そりゃそうだよね」 と軽く受け止めてしまい、キっ!と睨まれて石に変えられてしまうことが多いものです。 実は人それぞれ、その人が持つエネルギーというかオーラというか周波数というかパワーというかがあるんですね。 もちろん、そのエネルギーが強いというのは長所に違いはないのですが、そのことに気付いていないと、上記のような問題が起こるんです。 「例えば、あなたはめちゃくちゃファッションセンスが良く、メイクも上手な美人に、自らのメイクテクを伝えたいと思いますか?」 「例えば、あなたの元に、東大生が勉強を教えて欲しいと尋ねてきたら、喜んで!!と引き受けますか?」 「例えば、格闘家で日々トレーニングに明け暮れている人に、お勧めの筋トレ法を伝授しますか?」 もし、それらの答えにYesと答える人はきっとその道のプロ以外にはあり得ないと思うんですよね。 で、これがメイクだの勉強だのトレーニングだのって分かりやすいものであればいいんですけど、しかも、あなたがプロだったら自覚もできるんですけど、あなたが放つエネルギーというかオーラというか周波数というかパワーって目に見えない・自覚しづらいものです。 「もしかしたらそうかな?」という自覚があってもそれを受け入れるには抵抗のある人もいるでしょう。 「あたし、調子に乗ってるのかも?」などという風に。 だから、「なんで私ばっかり!!」って思いになりやすいのです。 <その4|他人軸からやってしまうから。> あなたの長所・価値・魅力・才能ってのは、そのままで十分光を放っているものですから、単にそれを受け取っておく(知っておく)だけでいいんですけど、それが何らかの事情で「他人軸」になると<その1>の過剰サービスになったり、<その2>の犠牲に変わったりしてしんどくなるんです。 嫌われるのが怖かったり、相手にどう思われるか気になったり、バカにされたくなかったり、ついいい人になっちゃったり、平和主義だったりすると、他人軸になりやすいんですよね。 その結果、「なんで自分ばっかり!」という目によく遭いやすいのですが、よくよく見てみれば「自作自演じゃん」ということになるんです。 * そんな理由が実はほんとたくさんありますし、様々なケースが想定されるものです。 ということで今回の本は、「あんた、そんないいとこいっぱいあるのに、なんで損する方を選んじまってるんだよ!」という私の心の叫びを分かりやすく、読みやすく構成させていただきました。 もしかしたらこの本も「さ、刺さりすぎて痛い」という方が続出するのかな?大丈夫だと思うんだけどな? 「損してる!」から「得してる!」へ意識を変えるお手伝いができたら嬉しいです。
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「今日こそ自分を甘やかす」(大和書房)
¥1,540
\今の根本が一番お伝えしたいことがギュッと詰まった一冊/ 「自分に厳しすぎる」ところはありませんか? 「何かと自分を責めすぎる」ところはありませんか? 「頑張りすぎて疲れる」ことはありませんか? 「周りの人の目(社会の目)」が怖いと思いませんか? 「基準や暗黙のルール」に縛られていませんか? 「理想主義/完璧主義」に陥っていませんか? 例えば、「人には優しくできるのに、自分のことは許せない」とか、 「人が持っているモノに価値は見れるのに、自分が持っているモノは価値を感じられない」とか、 「人から『もっと自分を大切にしなよ』とか『自分のこと粗末に扱いすぎ』と言われる」とか、 「素直になれずに強がってしまう」とか、 「自分に高いハードルを課してしまう」とか。 そんなまるで修行僧のように自分に厳しくしてしまう方のために書き下ろしました。 そんな方が、肩の力を抜いてホッとできるように、もっと自分らしく自分の人生を生きられるように、自分をもっと好きになれるように、笑顔が今よりずっと増えるように、もっと自分を許してあげられるようになれるように言葉を綴りました。 自分軸や自己肯定感、ライフワーク、自分を許すこと、自由に自分らしく生きること、自分の魅力や価値をもっと受け取れること、鬼畜生になること、、、そのために今できることはなにか?・・・よくよく見れば今の私がいつもカウンセリングやセミナーで伝えていることをギュッと1冊にまとめた本になりました。 ゲラを読んでいて「これはまるで根本の集大成本みたいだな」と思ったんです。 だから、私のブログを読んでいただいている方、voicy / youtubeを聴いてくださっている方にはきっとストレートに響く内容になってるんじゃないかと思います。 * カウンセリングやセミナーでお話を伺っていると、ほんと自分に厳しいな、と感じることが多いんです。 アレができてない、コレができてない、と自分を粗探ししてみたり、でも、頑張り屋さんだからできるようになるんです。確実に成長してるんです。 けど、そうするとまた、「でも、まだソレができてないんです」とおっしゃいます。 まるで悟りを開こうとする修行僧のように、常に自分に厳しいんです。 完璧な自分になれば愛されると思っていますか? 理想的な自分になれば幸せになれると思っていますか? たぶん、それは苦行にこそなれど、幸せはちょっと遠ざかってしまうと思うんです。 今のままの自分で愛されるし、今のままの自分で幸せになれるんです。 何かを足すよりも、何かを引く方が幸せになれると思うんです。 だから、「そんなに頑張らんともっと怠け者になりましょうよ」とか「それが今の自分なんやからしゃあないやんなあ」とかお伝えすることになります。 自分の足りないところを探すよりも、自分の素晴らしいところを見つけたほうが嬉しいと思います。 自分のダメなところを見つけるよりも、自分が笑顔でいられることをしたほうがずっと気分はいいと思います。 人にはしてあげられることなのにね。自分のことだとほんと厳しい。 「今、幸せを感じられるために何をしたらいいのか?」をまとめたようなものです。 それが「今日こそ自分を甘やかす」というタイトルになりました。 分かりやすいでしょ? 今日こそ、なんです。 自分を甘やかすことが、必要なんです。 そう思いません? まだまだ自分にビシバシ鞭を振るう鬼教官を住まわせておきますか? まだまだ自分は未熟だからともっともっとと自分を追い詰めますか? もう十分やったんじゃないでしょうか? もう幸せになってもいいんじゃないでしょうか? そんな思いの皆さんに送る一冊です。 ぜひ、手に取ってお読みください。 また、あなたの周りの「自分に厳しすぎる人」にプレゼントするのもとってもいいかも!!
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「自己肯定感を高める100の法則 ありのままの自分をすきになる最もシンプルな方法」
¥1,540
自己肯定感をあげるための100の法則を集めた本です。 自己肯定感本をベースに、ライフワーク本、罪悪感本、疲れた時に読む本、人付き合いに疲れない方法などの本からテーマに合いそうなネタを抽出して見開き1ページにまとめられています。 私は前書きを書いただけであとはライターさんにお任せしたので文体は書き下ろしの本と違うと思いますが、心理学が好きで、よく勉強されている方が書いてくださったのでゲラを読んだときに「おお!これは素晴らしい!すごい!」と感銘を受けました。 当然ながら読みやすく、分かりやすく、かつ、見開き1ページにまとめられているのでとても使い勝手がいいと思います。 手元に置いて日常的に使いたい一冊になると思います!!
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「なぜ、あなたは他人の目が気になるのか?」(フォレスト出版)
¥990
2018年に出版した「敏感すぎるあなたが人付き合いで疲れない方法」(フォレスト出版)に加筆訂正した新書が発売されました。 こんな特典も付いてます! 【本書の購入者には、本書の本文を音声化したオーディオブックを無料プレゼント。詳しくは本書の巻末へ】
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「ふと感じる寂しさ、孤独感を癒す本」(清流出版)
¥1,430
例えば、こんな傾向はないでしょうか? □ 何かと忙しく動いていて、落ち着いて過ごす時間があまりない。 □ スケジュールが入っていると安心する。真っ白な予定表を見ると不安になる。 □ 何か目標に向けて頑張っていないと落ち着かない。 □ 気が付けばSNSのアプリを開いて、友達とやり取りをしている。 □ 一人でぼーっと過ごすのが苦手で、いつも何かしている。 □ ハードワーカーの傾向がある。 □ 甘いものやお酒などが日常生活には欠かせない。 □ 一人暮らしに慣れてしまって、だれかと一緒に過ごす日常が想像できない。 □ 一人になるのが怖くて、実家を離れられない。 □ いつも刺激を求めている自分がいる。 □ 人と親密になることに抵抗がある。 □ 自分のことをわかってくれる人なんて誰もいないと思っている。 □ 人に自分のことを話すのが苦手だ。 □ 恋人も友達もいるけれど、少し距離のある関係の方が安心する。 (「はじめに」より抜粋) * 「寂しさ」や「孤独感」を心の内に抱えている方って意外と多いんだなあ、ということをカウンセラーというお仕事をしているとよく分かります。 家族がいるけど、ちょっと遠い存在になっていたり、友達もいるけれど何でも話せるわけでなく相手によって話題を変えていたり、職場ではできるだけプライベートを隠して過ごしていたり。 恋人がほしいのになかなかできなくて寂しさを抱えている人もいれば、パートナーはいるけど寂しい思いをされてる方も意外と多いものです。 家族がバラバラで子ども時代からずっと孤独感や寂しさを抱いてきた方もいれば、学校で孤立してしまいとても辛く寂しい時代を生き抜いてきた方もいらっしゃるでしょう。 「密な人間関係をわずらわしいと感じる一方で、誰ともつながれない生活は寂しくていやだ」と感じている現代人はけっこう多いんじゃないでしょうか。 そんな私たちの元にコロナがやってきて、ますます私たちは人と物理的にも心理的にも距離を空けるようになってしまいました。 もちろん、そのお陰で大切な人の存在に気付き、より深い関係を築けるようになった方もいらっしゃるでしょう。 しかし、在宅で仕事をする日が増え、気が付けば1日誰とも肉声でしゃべってないことに気付いてひどく寂しくなったり、友達に会いたくても気軽に会えない状況になってしまって寂しさが一気に押し寄せたり、今までワイワイやっていた仕事仲間ともオンラインで言葉を交わすようになって「なんか切ないなあ」という気分になっていたり、日常のちょっとした場面で寂しさを感じることも増えてきているのではないでしょうか。 もしかしたら今の時代、孤独を感じていたり、寂しさを抱えていたりする方ってとても多いと思うんです。 そんな方のために本書を書き下ろしました。 この本の企画はコロナよりずっと前に頂いていたのですが、ちょうどタイミングが今になりました。 多くの方に手を取っていただき、孤独感や寂しさについて理解を深め、うまく付き合っていく方法を学んでいただけたらと思うのです。 * 私自身もとても寂しがり屋で人がいない生活というのは考えられない性質です。 ずっと寂しかったのだけど、それに気付いたのは親友の死がきっかけであり、それを実感したのはさらにカウンセラーとして活動を始めてからでした。 ずっと寂しかったゆえに、寂しさを感じる機能がマヒしてしまっていたようです。 学生時代、一人で喫茶店に入って本を読むフリをしながら周りの常連客たちの声に耳を傾けていました。 一人でいることがなんかかっこいいように思えて、強がっていましたが、実は孤独だったのです。 実家を離れてからは一人になるのが怖くていつも恋人を作っていたし、友人と過ごすようにしていました。 「仕事」という解決策を覚えてからはずいぶんとハードワークにのめり込んだものです。 そのストレスと寂しさからかお酒にハマってドクターストップを喰らったこともありました。 そうして寂しさを「何かで埋める」ということをずっとしてきたのに、思ったほどその効果は上がりませんでした。 家族もいるのになぜかずっと寂しい思いを抱いてきたんです。 「寂しさは人を狂わす」と言われ、私もずいぶんとそこにハマっていたんだな、と思います。 その気持ちと上手に付き合えるようになったのは「ほんとうにやりたいことは何なんだ?」と自分に問いかけるようになってからです。 「ライフワーク」という言葉を使い始めた頃ですね。なので、そんな昔のことじゃないんです。 孤独感や寂しさを「何かで埋める」という「他人軸」で「依存的」な生き方を改め、「自分でそのそれを埋める」ということを始めたのです。 それまでは「人がいなかったら寂しくて死んでしまうから、人を失わないようにしよう」という思いが強かったのだろうと思います。 だから、誰かに認められるために、誰かに必要とされるために生きてきたんですよね。まさに「他人軸」です。 でも、自分がほんとうにやりたいことをやる!と決めて、それを実践していくうちにある変化が生まれました。 それは「寂しさや孤独を怖れなくなった」ということです。 だから、堂々と「俺、寂しがり屋だから」と公言することが平気になり、それが恥ずかしいこととは思わなくなりました。 もちろん、親しい人から見れば私が寂しがり屋であることは火を見るより明らかだったんですけどね。 寂しさを怖れなくなってから心の深いところにまた新たな安心感を覚えることができました。 家族とのつながりもそこからより深くなったと思いますし、周りの人との関係も変わりました。 また、それまでは出会えなかった自由に生きてる人、ライフワークを生きてる人、自分のペースで生きてる人と次々出会えるようになりました。 それだけでなく人間関係も大きく変わりました。 犠牲的に付き合っていた間柄を切ることができ、大切にしたい人、お付き合いしたい人とだけ関係を深めるようにしました。 義務的・犠牲的に請け負っていた仕事などにNoが言えるようになりました。 自分がしたいことを、自分のペースでこなせるようになってきたんです。 そして、今、気付いたのですが、その頃から友達を作るのが上手になったように思います。 「友達」とまでいかなくても、人と仲良くなるペースがめちゃくちゃ早くなりました。 だから私は今、あちこちに顔なじみの店があり、寂しいときはいつでも甘えられる人ができました。 孤独で寂しかった時代に欲しかったものが、その気持ちと上手に付き合えるようになってきたら手に入ったのです。 そしたら充実感や達成感を今まで以上に感じられるようになったし、時間やお金にも縛られなくなってきました。 不思議なことにその頃から「休暇」は増えているのに、「収入」も増えるようになったのです。 本書では触れてませんが「寂しさを癒すと収入が増える」という法則もあるのかもしれません。 これはちょっと研究する意味がありそうですね。 それ以来、私は「ライフワーク」という言葉を頻繁に使うようになり、日常的に「自己充足」を意識することを推奨するようになりました。 問題に目を向けるよりも、才能に意識を向けるほうが問題解決が早いことにも気付いて、カウンセリングの進め方も変わりました。 寂しさを埋めようとスケジュールをぴっちり埋めていた頃は全然寂しさが癒えなかったのに、自由な時間が増えてスケジュールに空白が増えてきたら逆に寂しさとうまく付き合えるようになってきたのです。 もちろん、まだまだ十分孤独感や寂しさと仲良くなったとは言えないかもしれませんが、かつての自分に比べれば雲泥の差があるように思います。 ・・・。この文章、編集者さんが読まれたら「これ、本に入れてほしかったわー!!」とおっしゃるかもしれませんね。笑 すいません。今、思い付いたんです。この話。 さて、本書では孤独で寂しさをいつも抱えていた私が体験的に学んだことをベースに、多くのクライアントさんたちが教えてくれた孤独感・寂しさの心理を加えて書き下ろしました。 孤独感と寂しさの心理学的な解説から、その具体的な事例集、さらにそこから抜け出せる考え方や心のあり方を具体的なワークと事例でご紹介しています。 そしてこの本は幾度となくブログ読者の皆さんにネタを募集し、随所に織り込ませていただきました。 自分では気づけないケースを教えてもらえたり、寂しさとの上手な付き合い方を学ばせていただきました。 そんな皆様の声はすべてではないですが、抜粋して文末に「みんなの寂しさの癒し方」としてまとめさせていただきました。 寂しさ・孤独感を癒す本を、読者の皆様と一緒に作り上げたような気がしてとてもうれしいです。ご協力くださった皆さん、ありがとうございました。 この本でもまた「寂しさ・孤独感をなくす」ことを目的にしているわけではありません。 その感情はとても嫌なものかもしれないけれど、でも、すごく大切なものでもあるんです。 その感情に振り回されて自己喪失したり、自分を傷つけたりすることなく、上手に付き合っていける方法をお伝えしています。 本書を読んで一人でも多くの方が寂しさや孤独感と友達になって、より幸せな自分自身の人生を送れるようになれば最高です。
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「7日間で自分で決められる人になる」(サンマーク出版)
¥1,540
「なかなか決められない」「一度決めたつもりでも後からすごく迷ってやっぱりやめてしまう」そんな経験、ありませんか? そうした経験から「自分は決断力がない」と思い込んでいる方も少なくないのかもしれません。 そもそも「決断力」というのは男性性を使うので、女性性が豊かな方は苦手な行為なのです。 また、一度決めたとしても、それを継続するコミットメント(覚悟)が必要になるので、これまた決めることが難しくなるのです。 また、現代は情報がほんとうにあふれており、一つの決断を下すためにその情報の渦に巻き込まれてしまうこともあるでしょう。 さらに、元々「和」を重んじる日本人は最近話題の「同調圧力」が強いために、周りに流されてしまい「自分らしく決める」ということがしにくい傾向にあると思っています。 「決める」というのは「思考」だけでできるものでも、また「感情」だけでコミットできるものでもありません。 それらが一致し、「腑に落ちた」ときに「肚で決める」ことができるようになるのです。 私がよくブログ等でお話している言葉を使えば、「自分軸」が確立できていないとどうしても周りの意見に流されやすくなります。 また、自己肯定感も高くなければ自分の決断に自信が持てません。迷いが常に付きまといます。 そんな方々は転職、結婚、離婚、転職などのライフイベントを迎えた際、長い時間懊悩することになります。 もう限界だ、と思って転職を考えていても、なかなか決断に至らず、その間に精神も肉体も疲弊してしまった経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。 もうこんな人と一緒にいたくない、と離婚を決めたとしても、その後の生活などを考えすぎてしまい、決められないままの方もいらっしゃるでしょう。 一方、書店に行けば「決断力」に関する本もたくさん並んでいます。 私ももちろん手に取ったことがありますが、どうやらそうした本の著者の方々は「元々自分で決められる人」のようで、元々決断力がある人がさらに決断を素早くするメソッドとしては使えるものの、そうでない人が読むとかえって自信を失ってしまう(自己嫌悪が強くなってしまう)傾向にあると思うのです。 そもそも私も決断力に優れている人物ではありません。 かつてサラリーマンをしていましたが、1度退職を決めてそれを会社に伝えたにもかかわらず、1週間後に撤回した経験があります。 転職するつもりで決断したのですが、コミットが足りず、翻意してしまったのです。 (結果、その1年後に退職してカウンセラーに転じ、セミナー会社に所属させていただくことになりました。) また、その何年か後にカウンセラーとして独立を画策したこともありました。 その時はかなり慎重に計画を立て、実行に移すつもりで準備を始めたのですが、いざとなると自信を失い、それを言い出すには至りませんでした。 実際に独立してフリーのカウンセラーになるのはその5,6年後だったのです。 他にもなかなか結婚が決断できなかったり、引っ越しも躊躇したり、長年、決断力がないことが私にとってのコンプレックスでした。 しかし、そんな自分が自分と向き合い続け、多くの方に教えを請い、サポートをいただいた中で、いつしか「自分で決められる人」になっていました。 例えば、私は今、東京・神楽坂でセミナールームを持っているのですが、それは以前の会社から運営を引き継いだものです。 その引継ぎを打診された際、コスト的にはとても見合わないその案件を「大好きな場所だし、とてもワクワクするから」というシンプルな理由で即日引き受けることを決めました。 以前の私では考えられなかった決断でしょう。(ちなみに、税理士さんに相談したら「回収の見込みってあるんですか?でもまあ、根本さんがやりたいって言うならいいと思いますよ」と半ば呆れられたものです。) 「決められない人」だった私が、どうやって「決められる人」になったのか。 それを自分があれこれ取り組んできたことや、クライアントさんに提案したこと、そして、私自身があちこちで学んだ経験をもとに1冊の本にまとめました。 この本はこのような書き出しから始まります。 *** この世には、ふたつの島があります。 ひとつは、 「自分で決められない島」 自分で決められない島には自分で決められない人たちが住んでいます。 自分で決められない人たちは常に周りの意見や評価を気にして自分で決められずにビクビクしながら生きています。 何かを決めても少しでも誰かに反対されたらすぐに自信をなくしてしまいます。 自分で決められない人たちは自分で決めていないので、失敗したら誰かのせいにし、「こうすればよかった」と後悔します。 この世の中は失敗をせずに生きていくことはできないので、自分で決められない島では誰かの不平不満で溢れています。 もうひとつは 「自分で決められる島」です。 自分で決められる島には自分で決められる人たちが住んでいます。 自分で決められる人たちは周りに意見を求め参考にしますが、最終的には自分で決めます。 たとえ誰かに反対されても自分の心の声に耳を傾け 「それでも私はこうしたい」 と自分を貫きます。 自分で決められる人はそれで失敗したとしても誰かのせいにはせず自分の責任だと思います。 自分で決めたので、失敗したら後悔ではなく反省し次に活かして前に進みます。 成功したら意見をくれた人に感謝をして成功を一緒に喜びます。 自分で決められる島は感謝と思いやりで溢れています。 *** そして、その島を脱出することをまず決めたあなたは次のように1日ずつプロセスを進み、7日間で「自分で決められる島」に移住するのです。 1日目 自分で決めたつもりになってない? 2日目 なぜ、あなたは「決められない人」なのか? 3日目 これまで身につけた鎧を脱ぎ捨てる 4日目 怒ることができますか? 5日目 素の自分に自信を持つ 6日目 自分で決めるための心構えを知る 7日目 自分で決められる人になる 「自分で決められるようになりたい!」と思われる皆さんへ送る本であるとともに、かつての私にもぜひ読ませたい本ができあがりました。 ぜひとも手に取っていただけたらと思います。
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「いちいち悩まない 1分で心がラクになる心理学」(リベラル文庫)
¥748
2014年に発売になった「こじれたココロのほぐし方」(リベラル社)が文庫として生まれ変わりました。 発売から6年が過ぎていますので、一部を書き換えたり、追記したりして、現代の生活にフィットした「物事の捉え方」をお伝えしています。 見開き1ページで簡潔にまとめられていますから、ほんとにサクッと読めて使える内容です。 文庫本なので748円(税込み)と大変お求め安くなっておりますー!!
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「ギリギリまで我慢してしまうあなたへ『逃げる技術』」(徳間書店)
¥1,540
以前からちらほら話をしていました「逃げる技術」が8/21に発売される運びとなりました。 「逃げる」というのは我々日本人にとってはネガティブなイメージで語られることが多い行動なのですが、実は「自分を守るための大切なスキル(技術)」であり、かつ、「逃げる」という選択肢を持つことが人生において余裕をもたらしてくれ、かつ、自分らしい生き方をするために非常に役立つ方法なのです。 「逃げることは恥」と思い、ぎりぎりまで頑張ってしまうような方にはもちろん、今のご時勢の中で苦境に置かれている方にとって、新たな扉を開く一助になれば幸いです。 ※なんと発売日に講演会を会場(東京)とオンライン(zoom)にて同時開催します! >東京/オンライン:8/21(金)19:30-21:00 新刊発売記念講演会「逃げる技術」販売会&サイン会を開催! 【概要】 【逃げる】とは【自分を守るための大切なスキル】であり、【新しい世界の扉を開くカギ】である。 あなたは「逃げる」ということについてどんなイメージをお持ちでしょうか? 「逃げたらあかん」 「逃げたら負け」 という思いに縛られていませんか?その一方で、 「逃げるが勝ち」 という格言もあります。 一旦、本を閉じていただいて考えてみてください。 「逃げるとは○○である。」 できれば5~10個くらいは○○に当てはまる言葉を見つけていただきたいと思います。 一般的に「逃げる」というと、負けたような気がする。弱い感じがする。かっこ悪い。卑怯な気がする。情けない気持ちになる。といったネガティブなイメージがどうしてもついてきているような気がします。 けれど、これは日本人に強い価値観で(これは戦前・戦中の軍国主義が大きく影響しているように思います)、海外に行くと「逃げる」ことは無駄な勝負を避けることとなり「勇気ある偉大な選択だ」という風に捉えられることも多いそうです。 逃げることをタブーにしてしまうと、私たちは「逃げる」という選択肢を持つことができず、無理に頑張りすぎてしまいますね。そうするとどうなるでしょうか? どんどん追い込まれ、余裕を失い、ますます苦境がやってきます。そして、想像の通りですね。独りで背負い込んでつぶれてしまうのです。 でも、よほど追い詰められたら逃げてもいいけれど、まだまだ今の自分は逃げるべきじゃない!そんな風に思われますか? 私が思う「今すぐ逃げてもいい人たち」はこんな感じです。 □ 仕事がいやで仕方ない □ 今の人間関係に嫌気がさしている □ この家族と一緒にいると苦痛しか感じない □ 学校へ行きたくない □ 友達グループにいても全然楽しくない □ 正直、このグループに属していても気分が悪いだけだ □ 正面切って人と向かい合えない □ 就職したくない □ 受験したくない □ 気力がわかない □ パートナーと別れたいのに別れられない □ 人に頼りたいのに頼れない □ 朝起きると体が重たい。しんどい。 □ 日曜日の夜が憂鬱で仕方がない。 え?そんな程度で?と思われるかもしれません。みんなそうじゃないの?と感じるかもしれません。もし、そう思われるならば、あなたは相当我慢強く、そして、自分に厳しく、かつ、自分を追い詰めている最中なのかもしれません。 新型コロナウィルスの拡大でステイホームが叫ばれ、在宅勤務を経験された方も少なくないと思います。満員電車や決められた時間に出社する必要がなくなり、それぞれ思い思いのペースで日常を送っていた方から「なんか、人間らしい毎日を送れているような気がする」「今までいかに無理して頑張ってきたかが分かった」「案外、在宅でも仕事ができることが分かったから、このままでいいのに」などの声をたくさん聴きました。しかし、日常が戻る中で再び満員電車に詰め込まれた時、どう感じたでしょうか?「こんな生活はやっぱり嫌だ!もっと自由になりたい!」と感じられた方も少なくないのではないでしょうか? でも、そのすぐあとに「そんなこと言っても仕方ない。働かなければ食べていけないし、自分のような取り柄のない人間は独立してやっていく力もないし」などと自分に言い聞かせていませんか? 「そんなわがまま言ったって始まらない」と何か大切なものをあきらめようとしていませんか? そこでちょっと立ち止まって考えていただきたいのです。 「本当にこの生活を続けていくほかないのだろうか?」 「この先ずっと、このようなしんどい毎日を送るほかないんだろうか?」 「自分は本当はどんな生き方が向いているのだろうか?」 その答えから目を逸らさずに直視してみませんか?あきらめずに、自分の心の声に真摯に向き合ってみませんか? そんな思いを感じられた方にこそ、「逃げる技術」は大いに役立つものと思うのです。 つまり、本書で提案する「逃げる技術」はある人にとっては「人間らしさを取り戻す技術」になります。自分の心とつながり、自分らしい毎日を送るためには時に勇気を持った決断が必要です。その決断を支える心の在り方が「逃げる技術」なのです。 「逃げる技術」とは“新しい世界に移行するチャレンジである”と考えます。今までなんとなしに「みんながしているから」と周りの人と同じ行動をとってきた方にとって、逃げる技術は自分らしさを取り戻し、新しい世界の扉を開くヒントを大いに与えてくれます。 もちろん、「逃げなきゃだめだ!」と強く推奨するわけではありません。「逃げる」という選択肢を持つことをこの本ではお勧めしているのです。 「逃げることもできるけれど、自分はもう少しこの世界で頑張りたい」と思われるのであれば、それは素晴らしい選択です。しかし、「逃げることが悪いことではない」という選択肢を持ったあなたは、今の職場から、今の不毛な夫婦関係から、今の面白くない人間関係を堂々と捨てて、新たな世界に踏み出すことができるでしょう。 私はカウンセラーとしてかねてから「自分らしい生き方とは何か?」というテーマをクライアントさんと一緒に考えてきました。もし今の状況が自分らしさを損ねるものであるならば、その状況から胸を張って「逃げること」を提案してきました。 それは仮に経済的な安定があったとしても、心が死んでしまっていたら、楽しみや喜びは得られません。確かに生活は営むことができたとしても、それは単に漠然と生きているだけで、ほんとうにイキイキしているとは言いがたいと思うのです。 本書では、そんな現状に不満足を感じ、もっと自分らしい生き方をしたいと望む方に向けて書き下ろさせていただいた本です。本書を通して「逃げてもいいんだ。全然それは恥ずかしいことではないんだ」と感じていただき、さらに「自分らしい生き方をするために今、何ができるだろうか?」を考えていただく機会にしていただけたらと思っています。 そして、いざ逃げることを選択されたならば、そんなあなたを勇気づけるたくさんの事例を紹介させていただきました。
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「まんがでわかる妻のこと」(カンゼン)
¥1,430
夫婦関係の本を書きたいなあ、というのは以前から思っていました。 今回監修という形ではありますが、望みがまたひとつ叶えられました。 この本は「妻の気持ちを理解していない天然キャラの夫」が主人公のコミックエッセイです。 ある日、妻が子どもを連れて実家に帰ってしまったことがきっかけで、同僚の手を借りながら彼なりに夫婦関係を見つめ直します。 女性の気持ちが全く分からない彼に、優しく諭す先輩。 例えば、こんな風に思っている男性は知らず知らずに妻の #我慢ダム にせっせと水を流している可能性が高いです。 ●自分は家のことをよくやっている良い夫だと思う。 ●仕事を頑張っているんだから家ではくつろいでもいい。 ●家事や育児は基本、妻の仕事。自分はあくまでサポーター。 ●役割分担がきちんとできていれば夫婦関係はうまく行く。 ●自分は妻の話をよく聞いてあげている方だ。 ●子供ができても自分の時間は最優先に確保してもいい。 ●自分は妻の話を客観的に聞けていると思う。 ●妻が悩んでいるときは積極的にアイデアを提案している。 つまり、そんな風に思っている男性にこそ、ぜひ読んでいただきたい一冊です。 奥様方はこっそり旦那さんのカバンに一冊忍ばせてみてはいかがでしょうか? とはいえ「俺はよくやっている方だ」とおっしゃる方も多いかと思いますが・・・。 もちろん、妻側に問題がないとは言えないのですけれど(本書でも一部その点は指摘されています)、今回は「夫側」の目線から話が進行していきます。 因みに私の奥さんはこの本を机の上に見つけたとき、「妻のこと、よく分かった???」ってメモを残してくださいましたよ!もちろん、背筋に冷たいものが走りましたよっ!!(汗) (概要) 2人で幸せになるためだったはずなのに……アレ 妻が夫への不満を溜め続けた「がまんダム」決壊を防ぐために。 いまや「結婚(夫婦)=幸福」に必ずなるわけではない、というのは周知の事実。 とはいえ、縁あって夫婦となった両者の関係を、なんとか〝幸福へとつなげるために知っておきたい〟ことを、 まんがの登場人物たちを通して、わかりやすく紹介します。 令和の時代となっても根強く存在する、夫(男)と妻(女)の役割における素朴な疑問や「異議あり! 」を、 [まんが]と[考察・解説]とともに見ていくことで、〝当たり前のように思っていた夫婦関係〟を見つめなおして、 『共同生活者の良き関係』を築きましょう。
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「いつも無理してるな」と思った時に読む本」(大和書房)
¥1,430
この本は実は「自立系武闘派女子たちが自分らしく幸せになるにはどうしたらいいのか?」について書かれた本なのです。 長年、武闘派女子たちの生態を研究してきた筆者がその傾向を11のパターンに分け、それぞれの人生をカウンセリングするように話を展開していきます。 彼女たちは時に両親を助けるため、家族に心配をかけないようにするため、みんなの期待に応えるため、心に分厚い「メイク」を施し、本来の自分を隠して生きています。 そのメイクは彼女たちにある種の「成功」をもたらすこともあります。 それは資格や一流企業での仕事だったり、周りの人たちからの信頼だったり、居場所だったり。 しかし、ずっとメイクをして生き続けるのは辛いものです。 そのメイクの下には疲れ切った、あるいは、苦悩に満ちた、そして、寂しそうなもう一人の自分が隠れ、生き辛さを感じるようになっていたのです。 だから、今回の本では様々な「ワーク(実習)」を通じてそのメイクを落とし、「すっぴん」になることをまずは試みます。 そして、ありのままの自分である「すっぴん」の私の美しさや可能性や魅力を存分に受け取り、時にはメイクをし、ときにはすっぴんのまま、幸せに生きていく道を提案するのです。 そして、今回登場する11名のモデルはこのような女性たちです。 (1)競争心(プライド)が強く、常に戦ってきたMさん。 (2)ずっと期待に応える人生を生きてきたHさん。 (3)「大丈夫」が口癖になってしまっているRさん。 (4)完璧主義でちゃんとすることにこだわっているAさん。 (5)誰かのために自分を犠牲にすることが当たり前のなKさん。 (6)アイデンティティを喪失して自分が分からなくなってしまったNさん。 (7)罪悪感にまみれて重たい十字架を背負って生きているYさん。 (8)無価値感が強く、何をしても自信がもてないSさん。 (9)平和主義で「自分さえ我慢すれば」と思っていたTさん。 (10)理想主義で常に自分に厳しい課題を与えているEさん。 (11)思考でがちがちになってしまい、余裕がないIさん。 この中にあなたとそっくりな方はいらっしゃいませんか?もしかすると、何人か当てはまる人も珍しくないかもしれません。 そんな「ほんとうはすごく魅力的なのに、そんな自分を隠して生きてる不器用ないい女たち」は私のブログに頻繁に登場しますね。 だから、正直、今回の本はとても書きやすかったのです。 だって普段書いていることを書き、ふだんセミナー等でお会いしている人たちを思い浮かべればいいのですから。題材はすぐ近くに転がっていました(笑) 11名の女性がそれぞれのテーマと向き合い、メイクを落とし、変化し、成長していく物語を描いたつもりです。 ぜひ、自分自身に置き換えてお読みいただければと思います。
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『「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本』(学研プラス)
¥1,540
今回の本は私のブログでもちょくちょく出てくる「手放し」について、現在の私の考え方やアプローチを余すところなく1冊の本にまとめたものです。 執着とは何か?から始まり、なぜ手放す必要があるのか?どうしたら手放せるのか?を具体的な事例と手法をご紹介しています。 1冊のワークブックとも言えますので、何度も読み返し、何度も実践しながらその効果を実感していただければ幸いです。 なお、ここで紹介するワークは「本気の手放しワーク」として何度もセミナーを行っております。 さらに学びたい、より実践的に体験したい、という方は、そのセミナーがDVDになっておりますのでぜひともお買い求めいただき、より手放しを加速させて頂ければ幸いです。 DVD『本気の手放しワーク』 https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/27607 ●執着とは何か? ひとことで言えば何かにしがみついてしまっていて周りが見えず、「選択肢がない状態」のことを言います。 そうすると、仮にいい話が来ても、いい出会いがあっても、そうとは気付かず、チャンスを逃してしまったり、その相手を手に入れることしか考えられないので「他人軸」になり、自分の幸せを後回しにしてしまいます。 ●執着がもたらす行動とは? (1)何かにしがみつくだけでなく、その反動で「突き放し」や「無視」という行動に出ることもある。 例:お金に執着しているがゆえにケチケチ期と散財期を繰り返す (2)しがみつくものはひとつとは限らない。 例:夫だけでなく、家や義両親など複数のものに執着してしまう。 (3)苦手なものにも執着は起きる。 例:いい人でいるために、嫌われないために、自分と合わない人、幸せになれない人と離れられなくなる。 (4)隠れた執着のパターン。 例:彼氏に執着していると思ったら、実は母親に執着している。(母親を彼氏に投影している) (5)執着は連鎖する。 例:母が私に執着し、私は娘に執着する。 ●本当に執着しているのは「人やモノ」ではなく「感情」 例えば、「片付けられない女」は「モノ」に執着しているのではなく、モノがあることで得られる「安心感」に執着しています。 その他にさまざまな感情に私たちは執着しているものです。 (1)一人になるのが怖くて彼氏と別れられないのは、不安や怖れに執着しているから。 (2)ほんとうの感情を隠すために怒り続けなければならないのは、怒りに執着しているから。 (3)仕事がつまらなくても転職できなかったり、愛情がないのに離婚できないのは、変化することへの怖れに執着しているから。 (4)過去の成功体験を引きずってしまうのは、その感動や喜びに執着しているから。 (5)自分に自信が持てない分だけ、ずっと嫉妬し続けてしまう。 (6)いくらワークをしても、カウンセリングを受けても、無価値感に執着していると効果が表れない。 (7)自信のなさ、不信感、そして、寂しさなどへの執着からダメンズや幸せになれない人と別れられない。 ★私たちは「愛」でつながれないときに「執着」してでも相手とつながっていようとする。 ●執着を手放す。 手放しとは様々な表現ができます。 (1)相手と別れることではありません。 (2)自分と相手を自由にすることです。ここで言う自由とは「選択できる状態」を指します。 (3)心の断捨離のことです。 (4)過去を過去と認識し、今(現在)と区別して捉えることです。 (5)卒業することです。 また、頭で分かっていても、心が拒否していれば執着は手放せません。なぜ、手放すのか?ほんとうに手放しちゃっていいのか?という自分の本音と向き合うことがとっても大切です。 また、そこで「怖れ」ではなく「愛」を選ぶことで、手放しは加速します。 「手放せるほど愛せますか?」 元ネタはこちらの記事です。 >「手放せるくらい彼を愛せますか?」 http://nemotohiroyuki.jp/manwoman-psychology/8749 ●手放しのプロセス (1)心の準備 ①自分軸を取り戻す ②自己肯定感をあげる ・・・これだけで執着が手放せちゃうこともあります。 (2)手放す決意をする。 ①誰を手放すのか? ②なぜ、手放すのか? ③手放すことを宣言します。 ④その人と間にあったことを振り返ります。 ⑤その人と向き合います。 ⑥自分をいたわることも忘れずに。 (3)感情を解放する。 ①御恨み帳をガンガン書いてみよう! ②自分の変化や成長を肯定的に受け取ろう! (4)愛をもって手放す ①感謝の手紙を書く ②新しい世界(手放したあとの世界)を想像する
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「書くだけで「自己肯定感」が高まるワークブック」(宝島社)
¥1,158
根本が書籍やワークショップ、セッション等で「自己肯定感をあげるワーク」として紹介してきたものを1冊のムック本にまとめました。 かわいいイラストや事例などが満載で、楽しみながら取り組んで頂けると思います。 しかも、書き込み式のワークがほとんどなので、「やった感」も味わえるかと思います。 そんなワークがなんと30種類!!! 毎日やってもいいですし、休みの日などを活用していただいてもいいですし、ますます自己肯定感を高めるためにどうぞ、使い倒してください! 【内容】 まず「自己肯定感の高さをチェックする心理テスト」があります。 ざっくりとしたものですが、いくつかのケースであなたがどんな反応をするかをチェックして自己肯定感の高さを測ります。 そして、その後は見開き1ページに収められた30種類のワークが続きます。 下の写真のように書き込みができるようになっているのが特徴です。 イラストもあり、事例もあり、その目的も書いてありますので、ひとつひとつ丁寧にこなしてみてください。 「ちょっと難しいな~」と感じたものは飛ばしてOK! 「これ、面白そうだな」と感じるものから取り組んでみるのもOK! 1日1つで30日かかりますが、マイペースに取り組むことが大切ですよ。 ※この商品は「スマートレター」では発送できないサイズですので、レターパックライトにてお送りいたします。そのため送料の差額(190円)を本の代金に上乗せさせていただいております。ご了承ください。
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「子どもの将来は「親」の自己肯定感で決まる」(実務教育出版)
¥1,650
初めての子育て本を上梓します。しかも、東京近郊のスナック「おかん」を舞台とした小説風なタッチで書き下ろしました。 こんな風に感じられている親御さんが少しでも気持ちが軽く、そして、自分に自信を持てるように書き下ろしたものです。 □ 自分は愛情が薄い親だと思う □ もっといい母親・父親にならなければ、と思う □ 子どもには笑顔で接したいのに、いつもつらい顔をしてしまう □ よくほかの家と比べて「○○さんのところみたいにできていない」と思う □ 本やネットなどの子育て情報に振り回されやすい □ もともと自分に自信のないタイプ(自己肯定感が低いタイプ)だ □ 子育て中にも周りの人や親の目を気にして、振り回されてしまう □ こんな自分に育てられる子どもの将来が心配になってしまう □ 子育て中に、どうしていいのか分からなくなることがよくある □ 誰かに頼ることがもともと苦手で、何かとひとりで頑張ってしまう この記事をお読みの方の中には、まだまだ子育ては先の話、という方もいらっしゃれば、すでに卒業された方、はたまた、今生はそのつもりがないかたもいらっしゃるかと思いますが、結局は「親の自己肯定感が大事なんだぜ」という話なので、どうぞ、お付き合いください。 この話は子育てについてですが、経営者や管理職の方が「部下の育成」という視点で読まれても面白いかと思います。 つまり、この話題を職場に転ずれば、「部下の将来は「上司」の自己肯定感で決まる」というタイトルになり、まんまビジネス書になるんです。 * 舞台は東京近郊のスナック。 そこのママは関西出身の巨漢でだみ声でとても態度がでかい人。 常連さんに買い物に行かせたり、洗い物をさせたり、ボックス席までお酒を運ばせたりするんですが、なぜか人気者。 それは、何でも話を聴いてくれる上に、適格なアドバイスをしてくれるから。 そのアドバイスは時に厳しいのですが、そこに愛があることが通じるので、ママに相談したい人たちもこぞって訪れるのです。 そんなスナックにある痩せた男が恐る恐る顔を出します。 大阪出身で、若い時に起業したものの、不況のあおりをくらい、また人に騙されたりして会社を潰し、夜逃げ同然で東京にある妻の実家近くに引っ越してきた男です。 その男「賢一」を交えて、ママの講義が始まります。 「今の大人は立派な仕事をしているにも関わらず、全然自分に自信が持てていない。 だから、子どもたちもそんな親を「見本」としてしまうから、自己肯定感がとても低い。 素直でいい子が多い一方で、自分がない子どもがたくさん生まれてしまっている。 しかも、子どもたちはルールとシステムでがんじがらめになってしまい、自由がない。」 大人たちには耳の痛い話をママは矢継ぎ早に繰り出します。 きっと皆さんも「いたっ!」と感じる話が多いかと思います。 なんせ、著者も自らパソコンを叩きながら「ママ、容赦ねーなー」と思っていたほどですから(笑) 要するに「それだけ頑張ってんねんから、もっと自分のことを認めなはれ!!」ということをママは言いたいわけです。 そして、権翌日、借金を返すために始めたパートの帰り、賢一の妻の多江がたまたまそのスナックにランチを食べに入ります。 明らかにスーパーで買ってきたと分かるきつねうどんを食べながら、再びママの講義が始まります。 多江は転校してきた娘が学校に馴染めず、あまり学校に行きたがらないことで気をもんでいます。 夫の会社が傾いて以来、借金だけでなく、近所の目や娘のこと、そして、実家近くに帰って来たのに冷たい態度の実母との関係に悩む多江の話を聴きながら、ママはただ話を聴いてくれるんです。 そして、これまた胸に刺さる言葉を多江に向かって投げかけます。 子どもに自分の価値観を押し付けすぎてはいないか? 学校には行くもの、と思い込んでいないのか? 自己肯定感が低いから、全然自分のことを認められてないのではないか? 子どもに対して罪悪感が強すぎて、自分を責めすぎているんじゃないか? そんなママの言葉は多江の胸を付きます。 しかし、そこにはちゃんと愛があることが分かった多江。 涙を流しながらママの言葉を胸に抱き、そして、その後、時間を見つけてはそのスナックに通うようになるのです。 ママと話す時間が彼女にとって肩の荷を下ろし、自分を休める時間になると同時に、子どもや夫との向き合い方を学ぶ時間にもなっていきます。 そして「師匠!」と冗談めかしてママのことを呼ぶほどになっていくのです。 それは賢一も同じで、ちょくちょくママの元に通いながら自分を取り戻していきます。 ママは自己肯定感の重要性、親の自己肯定感が子どもに与える影響を語ります。 まずは、親が自己肯定感をあげていくことが、とても大切だ、ということに二人は気付き、ママから出された宿題に取り組んだり、夫婦で話をしたり、子どもと向き合ったりしていきます。 そして、ママの元を訪れたいろいろなお客さんの実体験を耳にしていくのです。 「不登校」「いじめ」「精神的に不安定な子ども」「子どもの受験」「子どもをうまく愛せない親」「周りの子と比べてしまう親」などの問題とどう向き合えばいいのかが、ママの口を通して語られます。 そこから「子どもの自己肯定感をあげるにはどんな言葉がけをしたらいいのか?」「子どもの未来をデザインするにはどうしたらいいか?」などの話が展開されます。 皆さんは子どもを褒めることを良いことだと思いますか?それともあまり褒めすぎるのは良くないことだと思いますか? そのこともママの口を通して語られます。 子どもの「個性」をどうしたら大切にできるか?は親としてとても気を揉むテーマだと思うんです。 子どもの個性は大事にしたい、けれど、社会性も身に着けてほしい、学校には通って欲しい、そうした思いは「愛」から生まれてくるだけに、葛藤も強くなりやすいんですね。 そこは親のあり方が本当に問われる場面だと思うのです。 だからこそ、改めて、子どもの自己肯定感を高めるには親が何をしたらいいのか?についてママは熱く語るのです。 子どもはママやパパのことが無条件で大好きです。 だからこそ、ママやパパに笑っていてほしいし、逆に辛そうな顔をしていると子どもは自分のせいだと思い込んでしまいます。 だから、親がまず幸せになることが大事なんですよね。 子どものために、と思って苦悩の表情を浮かべているのは、実は、子どものためになっていないんですね。 子どものために、と思うのであれば、やはり親は子どもの前で笑顔でいてあげたいのです。 そのためには親自身がどう生きるか?ということが重要なテーマだと思うのです。 子どもの存在に振り回され、犠牲ばかりしているのでは、自分を放置してしまい、笑顔がなくなっていきます。 一方、子どもを放置して、自分のことばかりしているのは罪悪感を募らせます。 そのバランス感覚がとても難しいのですが、ママはどんな風にそこを扱えと言うのでしょう? そして、ママと多江の会話はお金や仕事のこと、さらにはシングルマザー/ファザーについてのお話まで幅広い展開を見せていきます。 でも、一貫してママが語ることは 「大丈夫や。親のあんたが悩むってことは、子どもに対して十分な愛情がある証拠や」 「あんた、それだけ頑張ってるんやから、もっと自分のことを認めてあげたらよろしいねん」 「あんたの笑顔が子どもの笑顔になるんや。せやから、あんたがやりたいことやってどんどん幸せになっていくことが子どもにとっての一番の教育や」 ということなのです。 本書では子どもにどういう風に接しなさい、という具体的な「提案」はあまり書かれていません。褒めろ!受け入れろ!価値を認めろ!という程度です。 なぜならば、親にも子どもにも個性があるので、まずは「やり方」よりも「あり方」の方が大事だと考えた故です。 とはいえ、それぞれの具体例を通じて「こういう風に行動したらええねん」「こういう風に考えたらどないや」とう話もふんだんに出てくるので、今、現実に迷っていらっしゃる方には大いに参考になると思います。 さて、肝心の物語は多江と賢一が徐々に自分を取り戻し、自己肯定感をあげていくにつれて、徐々に夫婦の関係、そして、親子関係が改善していきます。 そして、お互いにそれぞれ自分がやりたいことを見つけ、その道に進むようになります。 すると子どもたちもまた自分らしい生き方を取り戻し、笑顔で暮らせるようになっていくのです。 もちろん、きれいごとに見えるかもしれませんが、私はそんなきれいごとが大好きなので、ハッピーエンドな物語にさせていただきました。 * ここだけの話、なのですが、エピローグに描かれている物語は私がよくセミナーや個人セッションで使うイメージワークを土台にしています。 ライフワークやヴィジョンを描く際に用いる語りです。 なので、そこだけ繰り返し読んで頂くと「引き寄せの法則」的なことが起きるかもしれない、と思って、最後に紹介させていただきす。 みなさんからの感想、ぜひ、お寄せください。 また、子育てに悩む友人や知人がいらっしゃいましたら、ぜひ、ご紹介頂けましたら幸いです。
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「お金が貯まる心を育てる 貯めマインド」(リベラル社)
¥1,260
お金の本の監修をさせていただきました。 主に20代~40代の女性を対象にした「お金との付き合い方」をカウンセラーとファイナンシャル・プランナー(FP)さんがそれぞれの立場からアドバイスを送っています。 いわば、マインドと実践を兼ねた本です。 マンガも一緒についているのでストーリーが分かりやすいと思います。 ま、そこには例によって何となく私に似た雰囲気の根尾先生が出てくるんですけれど。 ・お金と心の関係 ・5つのお金タイプチェック ・お金と向き合うワーク ・お金へのイメージを変える方法 ・貯めマインドを築く方法 ・ライフワークを見越した人生設計 この辺について語っております。 FPの森さんが書かれた専門的な話は「へえ」ととても勉強になる(年収1000万以上で貯金がない人がこんなにも多い、とか他にもたくさん)ので、私はそちらばかりを熟読しておりました(笑) 現実的かつ実践的なお金との付き合いを学べると思います。 今の生活でより豊かさを感じられるように、参考にしていただければ幸いです。
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「マンガでやさしくわかる敏感すぎるあなたがラクになる方法」(日本能率協会マネジメントセンター)
¥1,650
この3冊の本を「コミック&エッセイ」として分かりやすく1冊にまとめた本がこの度発売になりました。 「人のために頑張りすぎて疲れた時に読む本」(大和書房) https://www.amazon.co.jp/dp/4479796703/?&_encoding=UTF8&tag=hiroyurikapro-22&linkCode=ur2&linkId=290843d8142d001accea6d8ffa3417fe&camp=247&creative=1211 「敏感すぎるあなたが人付き合いで疲れない方法」(フォレスト出版) https://www.amazon.co.jp/dp/4894517949/?&_encoding=UTF8&tag=hiroyurikapro-22&linkCode=ur2&linkId=cc978607048cb1f3070e0e04ba114947&camp=247&creative=1211 「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法(あさ出版)」 https://www.amazon.co.jp/dp/4866670134/?&_encoding=UTF8&tag=hiroyurikapro-22&linkCode=ur2&linkId=44f7a65972d6e7e051d5468c08608644&camp=247&creative=1211 <ストーリー> PDCA出版を1年で退職してフリーライターになった春日理香は、母親と距離が近すぎる問題を抱えた「敏感すぎる人」。 彼女が風早ちはるカウンセラーのデビュー作を担当することになったことをきっかけに自分を見つめ直し、自己肯定感をあげながら、自分らしい人生に踏み出す成長物語を描いています。 なお、風早ちはるカウンセラーは超売れっ子カウンセラー・根津裕也氏の弟子という設定で、お弟子さん制度を始めた私にとってはとても示唆的な設定になっています(笑)
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『いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本』(ディスカバー21)
¥1,540
『自分を幸せにさせない「罪悪感」を「愛」でゆるす方法。』 * 20年以上前くらいのことでしょうか。 私の師匠たちが「日本では罪悪感のことをがっつり書いた本ってないんや」と話してまして、当時から「いずれは本を書きたい」と密かに思っていた私は、罪悪感をテーマにした本を書くのが夢のひとつとなっていました。 罪悪感。 私のせいだ。私が悪い。と思わせる感情。 何かと申し訳ない気持ちになり、「ごめんなさい」と思わせる感情。 自分を幸せにしないように、自分を傷つけるような行動や思考を作り出す感情。 人との間に壁を作り、外側を綺麗に飾っていても、内側は牢獄のような世界を作り出す感情。 何か問題が起きたとき、物事がうまく行かなかったときに「自分がいけなかったんじゃないか?」と思わせます。 自分は幸せになってはいけないような気がする。 いつも自分を追いつめるような行動をしてしまう。 気が付けば自分を傷つけることをしている。 幸せになりたいのに、なぜか、幸せになれない相手を好きになってしまう。 成功したいと思って頑張って来たのに、あと一歩のところで潰れてしまう。 自分は穢れている。 自分は毒のような存在だ。 自分なんていないほうがみんなは幸せだ。 そういう思いを起こさせる感情。 結果、うまく行かない恋ばかりを繰り返してしまう。 夫婦間に問題が絶えない。 頑張って仕事をしているのに報われない。 どんどん過酷な仕事が増えている。 きついことばかりを言ってくる友人ばかりと付き合っている。 お酒を飲み過ぎたり、ギャンブルがやめられない。 ハードワークが癖になってしまい、休むことを忘れている。 そんな現実が目の前に現れます。 そんな現実を何とかしようと奔走します。 けれど、こんな自分を助けてくれる人なんていない、と思い込み、一人で問題を抱え込みます。 もちろん、助けを求めることもできません。 自分のせいなんだから、自分ひとりで何とかしなきゃいけないと、ますます自立を加速させます。 そして、時には強がります。 自分が悪い、と思えば思うほど、自分が背負う補償も大きくなります。 だから、「正しさ」を主張しなければなりません。 誰かのせいにします。 自分を攻撃するように、誰かを攻撃します。 「自分は悪くない」と正当化しないといけないと思い込みます。 だから心の中で起きていることとは裏腹に「ごめんなさい」が言えません。 罪悪感はとても刺激的な感情です。 だから、それを感じ続けることはとても辛く、できるだけ目を背けようとします。 先の正当化もそのひとつ。 「自分は悪くない」と思い込もうとすることで、ちょっと安心します。 けど、もちろん、その罪悪感はなくなりません。 むしろ、そうして目を背け、抑圧しようとした分だけ、罪悪感はより強く自分の存在を主張してきます。 だから、より強い刺激を持ってその罪悪感を麻痺させようとするのです。 それがワーカホリックだったり、アルコールやギャンブル、セックスへの依存を作り出します。 依存症、とまでは行かなくても「よくないと思っているのにやめられないこと」を繰り返させます。 だから、浮気や不倫もそのひとつですし、甘いものをつい口に運んでしまう癖もそうです。 そうして、「自分は悪い奴、ダメな奴」と思い込むようになるのです。 「もし、あなたが今幸せでないならば、あなたは罪悪感を抱えている」 「罪悪感さえなくなれば、人は簡単に幸せになってしまう」 そんな格言が生まれるのです。 そんな「自分」を「ゆるす」ということが求められます。 もう十分自分を罰したじゃないですか。 もう自分をゆるしてあげませんか? もう十分に罪を償ってきたと思います。 もう自分が幸せになることをゆるしてみませんか? 私のセッションではそんな言葉をよく使います。 でも、「ゆるす」って何?どうやるの?と皆さん、疑問に思われます。 「私は悪くない」と思うこと? 「私に罪はない」と思うこと? 分かるんだけど、そうは思えない。 私はたくさん人を傷つけてきたし、自分が悪いという思いから抜け出せない。 そう訴えられます。 だから、「愛」に注目しました。 なぜ、そんなにも罪悪感を抱えてしまうのか? そこには自分が愛した人がいるからではないのか? つまり、愛が強い人ほど、罪悪感も強く抱えてしまうのではないだろうか? * なぜ、母親は子どもが問題を起こしたときに「自分のせい」と思い込んでしまうのだろう? それは子どものことを深く愛しているからに違いありません。 愛しているからこそ、そこに罪悪感を覚えるのです。 自分のことを毒のように扱っているとしたら、愛する人を近くに置きたいだろうか? いえ。その人を愛していればいるほど、その人を遠ざけたいと思うだろう。 罪悪感が強い人はなぜ、自分を愛してくれる人を傷つけようとするのだろう? 「愛」を受け取る資格なんて自分にはないと思うから。 自分は「愛」に背くようなことばかりをしてきたから。 俺はこんなひどい人間だ。俺は罰せられるべき人間だ。俺は最低な奴だ。 その自己破壊的な行動は、そんな彼の心の痛みを主張しているのです。 罪悪感は「愛」を怖れます。 なぜならば、「愛」を感じた瞬間に、それは存在できなくなってしまうからです。 でも、だとすれば、あらゆる罪悪感の問題は、愛をベースに物語を書き換えることができるのではないだろうか? 私はそんな取り組みをずっとしてきたんです。 つまり、「もし、そこに愛があるとすれば?」という問いかけをいつもしてきました。 * 罪悪感はとても強く、根深く、そして、愛が強い人ほど些細なことで感じてしまう感情です。 だから、それを敵とみなし、なくすことを目的にはしません。 上手に付き合い、共存していくことを目的にします。 「罪悪感があったって、あなたはそのままで幸せになれるんですよ」 そんなメッセージを皆さんに贈りたいと思います。 もちろん、私自身も今、それを実践しています。 まだまだ未熟ゆえ、時に罪悪感に絡めとられ、自虐的になってしまうこともあります。 けれど、そんな自分を受け入れ、ゆるし続けていこうと思っています。 そんな思いに共感してくださる同志の皆さんと一緒に、罪悪感と上手に付き合っていく方法をこれからも考え、学んでいきたいと思うのです。 そんな「罪悪感」と真正面から向き合った本が6/14(金)に上梓されます。 私が20年以上、ずーっとずーっと書きたかったテーマがようやく形になりました。 「エピソードの数々を削るのがもったいないと思ったので、ページ数を増やすことにしました。」 出版社の英断により、50ページほど予定より増えました。 そこには罪悪感から愛に切り替える様々な物語を書き下ろしました。 自分に置き換えて読んで頂けると、心が温かくなったり、胸が熱くなったり、そして、気が付けば、登場人物たちと同じように「肩の荷が下りて体が軽くなった」感覚を体験していただけると思います。 いつものように「読むだけで癒される本」を目指して書かせていただきました。 気に入ったら何度も読み返して感じて頂ければ幸いです。
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「感情をひとやすみ。自分を大切にする43のヒント 」(王様文庫)
¥748
2009年にすばる舎より発売された「 こころがちょっぴり満ち足りる50のヒント」を加筆・訂正したものです。 http://www.amazon.co.jp/dp/4883997979/?_encoding=UTF8&camp=247&creative=1211&linkCode=ur2&tag=hiroyurikapro-22 紹介文 心の荷物をおろせば、人生なんとかなるものですよ。 「気になること」からちょっと離れて、休憩しませんか。 後まわしにしがちなことほど、心にとっては大切です。 自分をいたわる時間をつくったり。心がラクになる考え方、見方をしてみたり。 嬉しい気分になれることを、日々の生活にちょっとずつ取り入れたり。 すると不思議なことに、毎日に“心地いい変化”が訪れます。 *小さな「好き」を集めてみる *ときには、自らすすんでダラダラしてみる *自分に「よく頑張ったね、おつかれさま」 *大切な人に「本音」をちゃんと話す *まわりの人はまわりの人、自分は自分 *「そのままで愛される」のを受け入れる *“モヤモヤ”は、定期的に外に出す *もっと人に頼っていい、甘えてもいい ……大人気カウンセラーが教える、「心の休ませ方」。
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「朝9時までに1分間ください。不安が消えて、心が元気になります。」(キノブックス)
¥1,430
朝1分で読めて心が元気になったり、不安が取り除けたり、ほっこりできたり、やる気になったりする「心のエクササイズ」を56種類掲載しています。 ふつうの本より2まわりくらい小さいのでカバンにも収まるはず! * * * 朝はとてもだるいのに忙しい。目覚ましと共にベッドから降りて寝ぼけ眼で洗面所で顔を洗う。時計を見ると「こんな時間!」慌ててシャワーを浴びて髪を乾かしてメイクをする。今日の服をバタバタと選び、パンをかじっただけの朝ごはんを済ませて駅に猛ダッシュ。もっとちゃんとしなきゃいけないのに!もっと朝をゆったりと過ごしたいのに!と思いながら駅に向かう。 この時間のコンコースやホームは当然のように眠たげなサラリーマンやOLでごった返している。いつものように女性専用車両の列に並び、都心に向かう電車を待つ。iPhoneのイヤホンを耳に入れて「パッと目が覚める曲がいいなあ」と探し始めたときにふと気づく。 「あ、今日はあの本を持って来たんだ」 昨夜のうちにバッグに入れておいた黄色い表紙の本を取り出す。ふつうの本よりちょっと小さめの、バッグにもちょうど収まるサイズがいい。しかも、始めから読むんじゃなくてパッと開いたページに書かれている「心のエクササイズ」をやればいいそうだ。まえがきにそう書いてあった。1分で読めてエクササイズができて元気になれるのならありがたいものだ。心のエクササイズ?そんなジャンルがあることは今まで知らなかった。でも、ヨガとか筋トレにエクササイズがあるのだから、心にもあってもいいだろう。 電車がやってきた。女性専用車両は女性しかいないのだけど、やはりみんな痴漢はもちろん、男性の匂いとか気配が嫌でこの車両を選ぶからけっこうな混雑ぶりだ。とはいえ、立ってられないほどではないから自分のつり革を確保して、その黄色い本をパッと開く。 「いつかはこの会社、辞めるんだし」(78ページ) という文字が飛び込んできて「えっ?」と思わず本を閉じてしまった。「確かにそうだけど、そんなこと思っちゃっていいの?」と思って心臓がどきどきして来た。頭の中でその言葉がぐるぐると周りだす。ちょっとビビりながらそのページを開く。「会社を背負ってしまってる・・・」「まじめで誠実な性格が災いして、頑張りすぎてしまう・・・」「気が全然休まらなくなる・・・」ああ、なんで?今の私、そのものだ。これ、間違いなく今の私へのメッセージだ。 「いつかはこの会社、辞めるんだし」そうか。そういう気持ちでいればいいのか。結婚して、なのか、出産して、なのか、他にやりたいことが見つかって、なのか、理由はともかくこの会社に一生いるわけじゃないもんな。そんなに背負って頑張らなくても大丈夫なんだ。 気が付くとなんか心が軽くなっていた。さっきまでのだるい感覚もなくなっている。なんか、すごい。たまたまかもしれないけど、今日のこのエクササイズはヒットだわ。あ、でも、これがエクササイズなの?心の持ちよう、ということではそうなのかな。 目次を見てみる。何か面白そうな項目が並んでいる。全部、読み進めてみたいけど、できれば毎朝こうしてひとつずつやっていくのも悪くない。けど、やっぱり今日の帰りにカフェにでも寄って全部読んじゃおうかな。あ、でも、これ朝9時まで限定か。でも、たぶん、今日、読んじゃうんだろうな。でも、明日の朝も忘れずにこの本を開くことにしよう。 <はじめに> 本来、朝は一番元気な時間帯。 夜の眠りによって肉体的にはもちろん、 精神的にも、疲労が解消されているはずですから。 しかし実際は、 仕事や遊び、またいろいろなストレスによって、 「朝が一番しんどい……」 そう感じる方がとても増えているのではないでしょうか。 皆さんは今朝、 どんな風に過ごしていましたか? 重たい体を引きずってベッドから抜け出し、 時間に追われながらバタバタと準備をし、 眠気と格闘しながら出社していませんでしたか? その一方で、 旅先で、気持ちよく目覚め、 「さあ、今日は何をして楽しもうかな?」 と感じた経験もあるんじゃないでしょうか? もし、今の日常生活を そんな気分で過ごせたら 素晴らしいと思いませんか? 朝を元気に、安定した心で過ごせると、 一日はとても充実したものになります。 それはもちろん、 前日の過ごし方にも影響を受けるものですが、 朝、たった1分の時間で心を整え、 気分を変え、やる気になったり、ほっこりしたりすることも可能なのです。 この本では、そんなシンプルでかつ、 使い勝手のいい心のエクササイズをご紹介しました。 私は心理カウンセラーとして、 さまざまな問題とじっくり向き合うだけでなく、 少しでも心が軽く、 元気になれるような方法をずっと研究して参りました。 この本でご紹介するものも、 数多くのクライアントさんに試していただき、 効果があったり、継続できたりしたものを 「朝用」にアレンジしてご紹介しています。 これらのエクササイズは 朝、通勤電車の中で、 あるいは、出社してすぐの時間帯に使っていただくことを想定しています。 ですから、この本をバッグの中などに入れて 日々持ち歩いていただけたらと思っています。 また、本のはじめから 一つずつチャレンジしていただいてもかまいませんし、 パッと適当に開いたページに書かれたエクササイズに 取り組んでいただいても結構です。 どれを試して頂いてもかならず効果があります。 すっきりした心で 充実した一日をスタートさせていただけましたら幸いです。