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「7日間で自分で決められる人になる」(サンマーク出版)

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「なかなか決められない」「一度決めたつもりでも後からすごく迷ってやっぱりやめてしまう」そんな経験、ありませんか?
そうした経験から「自分は決断力がない」と思い込んでいる方も少なくないのかもしれません。

そもそも「決断力」というのは男性性を使うので、女性性が豊かな方は苦手な行為なのです。
また、一度決めたとしても、それを継続するコミットメント(覚悟)が必要になるので、これまた決めることが難しくなるのです。

また、現代は情報がほんとうにあふれており、一つの決断を下すためにその情報の渦に巻き込まれてしまうこともあるでしょう。
さらに、元々「和」を重んじる日本人は最近話題の「同調圧力」が強いために、周りに流されてしまい「自分らしく決める」ということがしにくい傾向にあると思っています。

「決める」というのは「思考」だけでできるものでも、また「感情」だけでコミットできるものでもありません。
それらが一致し、「腑に落ちた」ときに「肚で決める」ことができるようになるのです。

私がよくブログ等でお話している言葉を使えば、「自分軸」が確立できていないとどうしても周りの意見に流されやすくなります。
また、自己肯定感も高くなければ自分の決断に自信が持てません。迷いが常に付きまといます。

そんな方々は転職、結婚、離婚、転職などのライフイベントを迎えた際、長い時間懊悩することになります。
もう限界だ、と思って転職を考えていても、なかなか決断に至らず、その間に精神も肉体も疲弊してしまった経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
もうこんな人と一緒にいたくない、と離婚を決めたとしても、その後の生活などを考えすぎてしまい、決められないままの方もいらっしゃるでしょう。

一方、書店に行けば「決断力」に関する本もたくさん並んでいます。
私ももちろん手に取ったことがありますが、どうやらそうした本の著者の方々は「元々自分で決められる人」のようで、元々決断力がある人がさらに決断を素早くするメソッドとしては使えるものの、そうでない人が読むとかえって自信を失ってしまう(自己嫌悪が強くなってしまう)傾向にあると思うのです。

そもそも私も決断力に優れている人物ではありません。
かつてサラリーマンをしていましたが、1度退職を決めてそれを会社に伝えたにもかかわらず、1週間後に撤回した経験があります。
転職するつもりで決断したのですが、コミットが足りず、翻意してしまったのです。
(結果、その1年後に退職してカウンセラーに転じ、セミナー会社に所属させていただくことになりました。)

また、その何年か後にカウンセラーとして独立を画策したこともありました。
その時はかなり慎重に計画を立て、実行に移すつもりで準備を始めたのですが、いざとなると自信を失い、それを言い出すには至りませんでした。
実際に独立してフリーのカウンセラーになるのはその5,6年後だったのです。

他にもなかなか結婚が決断できなかったり、引っ越しも躊躇したり、長年、決断力がないことが私にとってのコンプレックスでした。

しかし、そんな自分が自分と向き合い続け、多くの方に教えを請い、サポートをいただいた中で、いつしか「自分で決められる人」になっていました。

例えば、私は今、東京・神楽坂でセミナールームを持っているのですが、それは以前の会社から運営を引き継いだものです。
その引継ぎを打診された際、コスト的にはとても見合わないその案件を「大好きな場所だし、とてもワクワクするから」というシンプルな理由で即日引き受けることを決めました。

以前の私では考えられなかった決断でしょう。(ちなみに、税理士さんに相談したら「回収の見込みってあるんですか?でもまあ、根本さんがやりたいって言うならいいと思いますよ」と半ば呆れられたものです。)

「決められない人」だった私が、どうやって「決められる人」になったのか。

それを自分があれこれ取り組んできたことや、クライアントさんに提案したこと、そして、私自身があちこちで学んだ経験をもとに1冊の本にまとめました。

この本はこのような書き出しから始まります。

***

この世には、ふたつの島があります。
ひとつは、
「自分で決められない島」
自分で決められない島には自分で決められない人たちが住んでいます。
自分で決められない人たちは常に周りの意見や評価を気にして自分で決められずにビクビクしながら生きています。
何かを決めても少しでも誰かに反対されたらすぐに自信をなくしてしまいます。
自分で決められない人たちは自分で決めていないので、失敗したら誰かのせいにし、「こうすればよかった」と後悔します。
この世の中は失敗をせずに生きていくことはできないので、自分で決められない島では誰かの不平不満で溢れています。

もうひとつは
「自分で決められる島」です。
自分で決められる島には自分で決められる人たちが住んでいます。
自分で決められる人たちは周りに意見を求め参考にしますが、最終的には自分で決めます。
たとえ誰かに反対されても自分の心の声に耳を傾け
「それでも私はこうしたい」
と自分を貫きます。
自分で決められる人はそれで失敗したとしても誰かのせいにはせず自分の責任だと思います。
自分で決めたので、失敗したら後悔ではなく反省し次に活かして前に進みます。
成功したら意見をくれた人に感謝をして成功を一緒に喜びます。
自分で決められる島は感謝と思いやりで溢れています。

***

そして、その島を脱出することをまず決めたあなたは次のように1日ずつプロセスを進み、7日間で「自分で決められる島」に移住するのです。

1日目 自分で決めたつもりになってない?
2日目 なぜ、あなたは「決められない人」なのか?
3日目 これまで身につけた鎧を脱ぎ捨てる
4日目 怒ることができますか?
5日目 素の自分に自信を持つ
6日目 自分で決めるための心構えを知る
7日目 自分で決められる人になる

「自分で決められるようになりたい!」と思われる皆さんへ送る本であるとともに、かつての私にもぜひ読ませたい本ができあがりました。
ぜひとも手に取っていただけたらと思います。

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