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『いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本』(ディスカバー21)

¥1,540 税込

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『自分を幸せにさせない「罪悪感」を「愛」でゆるす方法。』



20年以上前くらいのことでしょうか。
私の師匠たちが「日本では罪悪感のことをがっつり書いた本ってないんや」と話してまして、当時から「いずれは本を書きたい」と密かに思っていた私は、罪悪感をテーマにした本を書くのが夢のひとつとなっていました。

罪悪感。

私のせいだ。私が悪い。と思わせる感情。
何かと申し訳ない気持ちになり、「ごめんなさい」と思わせる感情。
自分を幸せにしないように、自分を傷つけるような行動や思考を作り出す感情。
人との間に壁を作り、外側を綺麗に飾っていても、内側は牢獄のような世界を作り出す感情。

何か問題が起きたとき、物事がうまく行かなかったときに「自分がいけなかったんじゃないか?」と思わせます。

自分は幸せになってはいけないような気がする。
いつも自分を追いつめるような行動をしてしまう。
気が付けば自分を傷つけることをしている。
幸せになりたいのに、なぜか、幸せになれない相手を好きになってしまう。
成功したいと思って頑張って来たのに、あと一歩のところで潰れてしまう。

自分は穢れている。
自分は毒のような存在だ。
自分なんていないほうがみんなは幸せだ。

そういう思いを起こさせる感情。

結果、うまく行かない恋ばかりを繰り返してしまう。
夫婦間に問題が絶えない。
頑張って仕事をしているのに報われない。
どんどん過酷な仕事が増えている。
きついことばかりを言ってくる友人ばかりと付き合っている。
お酒を飲み過ぎたり、ギャンブルがやめられない。
ハードワークが癖になってしまい、休むことを忘れている。

そんな現実が目の前に現れます。

そんな現実を何とかしようと奔走します。
けれど、こんな自分を助けてくれる人なんていない、と思い込み、一人で問題を抱え込みます。

もちろん、助けを求めることもできません。
自分のせいなんだから、自分ひとりで何とかしなきゃいけないと、ますます自立を加速させます。

そして、時には強がります。
自分が悪い、と思えば思うほど、自分が背負う補償も大きくなります。
だから、「正しさ」を主張しなければなりません。
誰かのせいにします。
自分を攻撃するように、誰かを攻撃します。
「自分は悪くない」と正当化しないといけないと思い込みます。

だから心の中で起きていることとは裏腹に「ごめんなさい」が言えません。

罪悪感はとても刺激的な感情です。
だから、それを感じ続けることはとても辛く、できるだけ目を背けようとします。
先の正当化もそのひとつ。
「自分は悪くない」と思い込もうとすることで、ちょっと安心します。
けど、もちろん、その罪悪感はなくなりません。

むしろ、そうして目を背け、抑圧しようとした分だけ、罪悪感はより強く自分の存在を主張してきます。
だから、より強い刺激を持ってその罪悪感を麻痺させようとするのです。

それがワーカホリックだったり、アルコールやギャンブル、セックスへの依存を作り出します。

依存症、とまでは行かなくても「よくないと思っているのにやめられないこと」を繰り返させます。

だから、浮気や不倫もそのひとつですし、甘いものをつい口に運んでしまう癖もそうです。

そうして、「自分は悪い奴、ダメな奴」と思い込むようになるのです。

「もし、あなたが今幸せでないならば、あなたは罪悪感を抱えている」

「罪悪感さえなくなれば、人は簡単に幸せになってしまう」

そんな格言が生まれるのです。

そんな「自分」を「ゆるす」ということが求められます。

もう十分自分を罰したじゃないですか。
もう自分をゆるしてあげませんか?

もう十分に罪を償ってきたと思います。
もう自分が幸せになることをゆるしてみませんか?

私のセッションではそんな言葉をよく使います。

でも、「ゆるす」って何?どうやるの?と皆さん、疑問に思われます。

「私は悪くない」と思うこと?
「私に罪はない」と思うこと?

分かるんだけど、そうは思えない。
私はたくさん人を傷つけてきたし、自分が悪いという思いから抜け出せない。

そう訴えられます。

だから、「愛」に注目しました。

なぜ、そんなにも罪悪感を抱えてしまうのか?
そこには自分が愛した人がいるからではないのか?

つまり、愛が強い人ほど、罪悪感も強く抱えてしまうのではないだろうか?



なぜ、母親は子どもが問題を起こしたときに「自分のせい」と思い込んでしまうのだろう?
それは子どものことを深く愛しているからに違いありません。

愛しているからこそ、そこに罪悪感を覚えるのです。

自分のことを毒のように扱っているとしたら、愛する人を近くに置きたいだろうか?

いえ。その人を愛していればいるほど、その人を遠ざけたいと思うだろう。

罪悪感が強い人はなぜ、自分を愛してくれる人を傷つけようとするのだろう?

「愛」を受け取る資格なんて自分にはないと思うから。
自分は「愛」に背くようなことばかりをしてきたから。

俺はこんなひどい人間だ。俺は罰せられるべき人間だ。俺は最低な奴だ。
その自己破壊的な行動は、そんな彼の心の痛みを主張しているのです。

罪悪感は「愛」を怖れます。
なぜならば、「愛」を感じた瞬間に、それは存在できなくなってしまうからです。

でも、だとすれば、あらゆる罪悪感の問題は、愛をベースに物語を書き換えることができるのではないだろうか?

私はそんな取り組みをずっとしてきたんです。

つまり、「もし、そこに愛があるとすれば?」という問いかけをいつもしてきました。



罪悪感はとても強く、根深く、そして、愛が強い人ほど些細なことで感じてしまう感情です。

だから、それを敵とみなし、なくすことを目的にはしません。

上手に付き合い、共存していくことを目的にします。

「罪悪感があったって、あなたはそのままで幸せになれるんですよ」

そんなメッセージを皆さんに贈りたいと思います。

もちろん、私自身も今、それを実践しています。
まだまだ未熟ゆえ、時に罪悪感に絡めとられ、自虐的になってしまうこともあります。

けれど、そんな自分を受け入れ、ゆるし続けていこうと思っています。

そんな思いに共感してくださる同志の皆さんと一緒に、罪悪感と上手に付き合っていく方法をこれからも考え、学んでいきたいと思うのです。

そんな「罪悪感」と真正面から向き合った本が6/14(金)に上梓されます。

私が20年以上、ずーっとずーっと書きたかったテーマがようやく形になりました。

「エピソードの数々を削るのがもったいないと思ったので、ページ数を増やすことにしました。」

出版社の英断により、50ページほど予定より増えました。
そこには罪悪感から愛に切り替える様々な物語を書き下ろしました。

自分に置き換えて読んで頂けると、心が温かくなったり、胸が熱くなったり、そして、気が付けば、登場人物たちと同じように「肩の荷が下りて体が軽くなった」感覚を体験していただけると思います。

いつものように「読むだけで癒される本」を目指して書かせていただきました。
気に入ったら何度も読み返して感じて頂ければ幸いです。

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